ICP-MS
LC-ICP-MS 接続キット
ICP-MS は、幅広い種類のサンプルの微量元素測定にきわめて有効ですが、総元素含有量を測定するだけでは十分でない場合もあります。毒性は元素の存在状態によって大きく変化するため、すでにオーストラリアで告知されている新しい環境規制では、元素の総濃度ではなく、毒性を持つ化学種の最大許容量が規定されることになります。こうした異なる「化学種」は、有機金属においてよく見られますが、原子価状態が異なる元素を指すこともあります。化学種を測定するには、はじめにそれぞれを分離する必要があります。分離にはクロマトグラフィ (主に LC) が使用されますが、ICP-MS は、LC の理想的な高感度な検出器です。四重極 ICP-MS の優れた感度、特異性、ダイナミックレンジ、高速検出システムに加え、Agilent 7700 は優れた長期的精度、安定性、そして有機移動相向けに設計されたロバストな ICP を備えています。これにより、ルーチン分析としての LC-ICP-MS が現実的なものになっています。アジレントは完全な LC との接続キット、およびスペシエーションキットやカラムなどを提供し、LC-ICP-MS のルーチン分析としての実施を可能にしました。アジレントのユニークな LC-ICP-MS (および GC-ICP-MS)ソリューションは、元素測定の改革をリードします。 詳細はこちら