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スマートテクノロジーは私たちの生活を大きく変えましたが、分析ラボへの導入は遅々として進んでいません。これは、研究の現場で作業できるスタッフが十分に確保されていることも一因になっています。しかし今では、リモートワークに移行したことで問題が生じ、その解決策が求められています。
アジレントはラボにおけるスマートテクノロジーの必要性に着目し、ラボが新しい働き方に適応するためのツールを開発してきました。
アジレントは 2019 年に機器診断ツールとして Smart Alerts を発表しました。Smart Alerts を使えば、消耗品の交換が必要なときや、機器に確認が必要な問題が生じたときは、ラボのチームメンバーにアラートが届きます。Smart Alerts の利点の 1 つは、インターネットに接続しなくても、社内の電子メールサーバーに接続するだけでラボで使用できることです。
ここ数週間で、Smart Alerts はリモートで働く人々のサポートに使用されるようになりました。中国の深圳にある大規模なラボでは、品質管理の一環として GC/MS 機器を使用しており、24 時間体制で機器を稼働させる必要がありました。しかし、現地の規制により、ラボに人員を配置せずに、あるいはリモートセンシング機能を使用せずに機器を稼働させることは認められていませんでした。そこで、CrossLab チームはものの数分で機器に Smart Alerts をインストールし、アジレントのサーバーから、スマートフォンでアクセス可能なラボマネージャの電子メール受信箱へアラートが通知されるように設定しました。その結果、必要に応じて機器を稼働させ、稼働状況をリモートで確認できるようになりました。
COVID-19 の大きな影響を受けたシリコンバレーエリアの機器にも、最近 Smart Alerts が導入されました。ラボのスタッフが削減されている状況で役立っています。サンフランシスコの LC ユーザーは次のように話しました。「新しい 1290 Infinity II LC システムに Smart Alerts をインストールしてすぐのことでした。サンプルバイアルがロードされなかったため、処理がキャンセルされたことがあったのです。すると、自動電子メールアラートが即座に届き、処理がキャンセルされたことを知らせてくれました。これは素晴らしい機能です」別のユーザーは Smart Alerts の使用が時間の節約になることを教えてくれました。「検査中に 1260 Infinity II LC システム でリークエラーが発生しました。実際にシステムをチェックしなくても、自動で電子メールアラートが届くので便利です」
Agilent GC 機器はますますスマートになってきています。そして、リモート通信機能はかつてないほど重要性が高まっています。
「バーチャルプライベートネットワーク（VPN）にアクセスできるのなら、アジレントの GC にリモートでアクセスできます」と、マーケティング部門アソシエイト VP の Eric Denoyer は説明します。
「アジレントの機器はすでに準備が整っています。ラボマネージャが安全なリモートアクセスをお望みなら、ご自身の IT チームと調整するだけで準備は完了します」
これまで、接続とコントロールの主なルートは、機器のキーパッドまたはローカルコンピュータを介したものでした。アジレントのスマート GC 全シリーズに新機能が搭載されたことで、リモート通信によるシステムステータスへのアクセスできるようになり、トラブルシューティングではシステムのリモート操作さえ可能になりました。これは、ラボへのアクセスが制限されている現状においては特に有益な機能となります。
2020 年 5 月に Smart Alerts のテクノロジーを紹介するライブデモが行われました。
内容はオンデマンドでご覧いただけます。
電子メール：email_japan@agilent.com フリーダイヤル：0120-477-111
