Infinity III LC シリーズの技術 - 新技術

HPLC/UHPLC アップグレード

Infinity III LC シリーズの技術 - 新技術

Agilent Infinity III HPLC および UHPLC システムは、高度な技術により、接続された状態を維持することで、日々の HPLC ルーチンを自動化します。

InfinityLab Assist は、HPLC のルーチン作業を簡略化し、オペレータの作業時間を短縮してエラーを最小限に抑えます。自動化された HPLC ワークフロー、リアルタイムのダッシュボード表示、トラブルシューティングの支援により、シームレスな操作が可能です。オンボードまたはリモートからアクセスできるため、手作業と比較して HPLC の結果の向上に集中することができます。

InfinityLab レベルセンシングは、溶媒レベルを正確にモニタリングし、液切れを防止しながら最適な生産性を実現します。サンプル ID リーダーにより、サンプル同定を自動化して、効率を向上させ、サンプルの取り違えを減らします。

Infinity III LC シリーズの技術は、HPLC 分析の効率の最大化、エラーの防止、コストの削減、ラボにおいて接続された状態の維持に役に立ちます。InfinityLab Assist、レベルセンシング、サンプル ID リーダーは、最新の LC ラボに不可欠なサポートと接続性を提供します。これらの技術は Infinity II システムでも利用できます。

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特長

  • InfinityLab Assist:自動化されたプログラム可能な HPLC システムパージと、起動およびシャットダウンのルーチンを実現します。そのため、ラボに到着してその日の作業を開始する際には、LC 機器はサンプルを分析する準備が整っている状態になっています。
  • InfinityLab Assist:カスタマイズ可能なディスプレイ設定を使用して、各分析者に合わせた作業スペースを提供することにより、HPLC システムパラメータを最適に表示します。レイアウトは、各分析者の設定に合わせて簡単に調整できます。
  • InfinityLab Assist:トラブルシューティングやメンテナンス作業を実施するために、リアルタイムのダッシュボード表示により、初心者に対しても現場の分析者に対しても最適なシステムの知見、トレンド、補助ガイダンスを即座に提供します。
  • InfinityLab レベルセンシング:移動相不足による再分析や機器の損傷を防止するための重量制御式レベルセンシング。
  • InfinityLab レベルセンシング:1 L の溶媒ボトル 4 本と 2.5 L の溶媒ボトル 2 本を固定できる 6 ポジションと、追加のボトルを手近な場所に収納できるスペース。
  • InfinityLab レベルセンシング:OpenLab CDS を使用した高度なソフトウェアワークフローにより、溶媒消費量を予測して、シーケンスを開始する前に警告を受け取ることができます。
  • InfinityLab サンプル ID リーダー:内蔵のサンプル ID リーダーにより、バイアル上の QR コードを数秒以内にスキャンし、毎回の分析で正しいサンプルが注入されていることを確認できます。
  • InfinityLab サンプル ID リーダー:自動サンプル確認機能により、バイアルをトレイ内の任意の場所に配置し、サンプルの取り違えと適時の故障調査を防止することができます。
  • InfinityLab サンプル ID リーダー:サンプル前処理プロセス全体のトレーサビリティを向上させると同時に、日々の作業時間を短縮して、重大なラベリングエラーを回避します。
  • Advanced Sample Linking:InfinityLab サンプル ID リーダーに構築された完全なデジタルワークフローにより、手作業によるサンプル移送とラベリングのステップのリスクを軽減します。

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機能および原理

  • 自動化されたオンボードの HPLC アシスタント

    Agilent InfinityLab Assist テクノロジーは、分析 HPLC と接続された状態を維持しているため、リモート通知や、オンボードのトラブルシューティング、診断、メンテナンスを使用できます。

    この Assist テクノロジーにより、完全に自動化されたデジタルラボへの道が開かれます。ラボの日常業務の利便性を高め、エラーを減らし、効率を向上。オンボード診断、機器のすぐ前でのガイド付きメンテナンスおよびトラブルシューティングができるといった利点があります。機器の起動、シャットダウン、パージなど、日々の HPLC ルーチンを自動化することで、スケジュールに合わせたプログラミングや、リモートでの開始が可能です。
  • HPLC 溶媒ボトルの液切れを防止

    新しい InfinityLab レベルセンシングにより、HPLC 機器やカラムの損傷、移動相不足が原因の時間のかかる再分析を防止します。さらに、この簡単でわかりやすいシステムを OpenLab CDS とともに使用することにより、溶媒予測機能を実現します。この機能では、注入が正常に完了するように、シーケンス全体の溶媒消費量を予測して開始前に警告します。
  • HPLC バイアルを任意の場所に配置し、信頼性の高い確認が可能

    手作業によるバイアルのラベリング、サンプルの取り違え、適時の調査はもう発生しません。分析者は、トレイ内の任意の場所にサンプルバイアルを配置することができ、信頼性の高い正しい結果が得られます。InfinityLabサンプル ID リーダーは、1290 Infinity III マルチサンプラのドロワーとして組み立てられています。また、自分で取り付け可能で、個々の HPLC バイアルの底面にあるバーコードを読み取ることができます。

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アプリケーション

  • オンボードの HPLC アシスタント

    InfinityLab Assist には、自動化機能、ガイド機能、スケジュール機能が搭載されており、分析者は日々の HPLC 作業をより簡単かつ迅速に、高い信頼性を持って実行することができます。

    このホワイトペーパーでは、Agilent InfinityLab Assist を紹介し、HPLC ラボの代表的なアプリケーションにおける利点について説明します。
  • HPLC バイアルリーダーとバーコードスキャナ

    この技術概要では、認証バーコード付きバイアルとスキャンを使用した自動サンプル位置確認のための機器と OpenLab CDS の設定方法について説明します。HPLC サンプルバイアルを、1290 Infinity III マルチサンプラ内の任意の場所に配置すれば、正しいサンプルであることが確認されて、このサンプルが結果のデータにつながります。
  • この技術概要では、認証バーコード付きバイアルとスキャンを使用した自動サンプル位置確認のための機器と OpenLab CDS の設定方法について説明します。HPLC サンプルバイアルを、1290 Infinity III マルチサンプラ内の任意の場所に配置すれば、正しいサンプルであることが確認されて、このサンプルが結果のデータにつながります。

    1260 Infinity III LC システムは、一部の公定書メソッドで要求されるような緩やかなグラジエントという厳しい条件下においても、高精度の HPLC 結果を提供します。 このアプリケーションノートでは、イオヘキソールの公定書メソッドによる分析における性能を実証します。このメソッドは、同じシステムを使用してさらに最適化されており、分析時間を短縮して溶媒消費量を削減することで、公定書メソッドのシステム適合性要件を維持しながら、より効率的で持続可能な分析を実現しています。

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