【NEW】Revident LC/Q-TOF

LC/MS システム

【NEW】Revident LC/Q-TOF

Revident LC/Q-TOF は、次世代の四重極飛行時間型機器であり、非常に革新的な(電子式)機器アーキテクチャ、機器インテリジェンス、新しい超高速検出器、最新の堅牢なキャリブラント送液システムを備えています。Revident Q-TOF LC/MS システムは、ルーチンスクリーニング、高分解能、正確な質量同定、未知化合物の同定、およびハイスループット検査を実現している優れたシステムであり、食品安全性および環境分析、メタボロミクス、医薬品、法医学分野の分析における低分子アプリケーションに最適です。

生産性を向上させる革新的な技術である Intelligent Reflex により、機器の稼働時間を最大限に延長し、必要に応じてスケジュールドチューンとキャリブレーションにより性能を最適化し、さまざまな役割を持つユーザーに合った新しい取り込みソフトウェアを提供します。組み込まれているすべての新機能によってスループットをさらに向上させ、ラボの最終的な収益を増大させます。

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特長

  • 高分解能(Hi-Res)質量分析スクリーニングを使用することにより、全質量スペクトル情報を用いたレトロスペクティブ分析など、多数の候補物質を含むサンプルを分析する際の測定能力が大幅に向上します
  • データ非依存型取り込みモードでルーチンスクリーニングと同定を同時に実施することにより、汚染物質を高感度で検出して同定できるため、高い取り込みレートでも性能を維持できます
  • スケジュールドチューンとキャリブレーション、アーリーメンテナンスフィードバック、および機器診断で機器性能を最適化することにより、ラボの生産性を向上させます
  • Intelligent Reflex ワークフローには、キャリーオーバーに対する自動再注入、飽和、高速スクリーニング、サスペクトスクリーニング確認、反復 MS/MS が含まれており、測定結果に集中している間、機器は継続してデータを取り込むことができます
  • 新しい直感的な質量分析取り込みソフトウェアは LC/TQ と同様の UI で設計されており、技術者からラボのマネージャーや査察官に至るまでのさまざまな役割に合わせて簡単化されています
  • 未知化合物の同定は、シームレスなバッチ処理と統計解析用の新しいソフトウェアワークフローにより強化され、その後に有意性解析から得られた化合物の同定が実施されます
  • リードバックを含む革新的なモジュール型設計により、非常に高度で総合的な機器診断を実施できると同時に、関連するすべての情報が継続的にモニタリングされるため、個々の成分の状態を高い信頼性で迅速に検出できます
  • アナログ/デジタル変換(ADC)ベースのまったく新しい検出器により、高い分解能と同位体忠実度で質量ピークを生成し、得られたピークの対称性は、さまざまなアバンダンスレベルにおいて高質量精度を維持しています
  • キャリブラントおよびリファレンス質量用の新しい送液システムは、ポンプベースで流量制御機能を備えており、一定した信頼性の高い流量が実現可能です

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仕様

  • IDL 感度(ネガティブ)
    • カラム注入クロラムフェニコール < 40 fg、< 40 ppt
    • IDL 仕様は Agilent JetStream + チェックアウトカラム + 新規の1290 Infinity II LC を組み合わせた LC/MS システムのみ
    IDL 感度(ポジティブ)
    • カラム注入レセルピン < 40 fg、< 40 ppt
    • IDL 仕様は Agilent JetStream + チェックアウトカラム + 新規の1290 Infinity II LC を組み合わせた LC/MS システムのみ
    スペクトル内ダイナミックレンジ
    • 5 桁
    イオン源
    • デュアル AJS
    • デュアル ESI
    • APCI
    • マルチモード(ESI + APCI)
    • GC/APCI
    • ナノ ESI
    MS 取り込みレート
    • 50 スペクトル/秒
    MS/MS 取り込みレート
    • 50 スペクトル/秒
    極性切り替えデューティサイクル
    • 1.0 秒
    四重極分解能(FWHM)
    • 1.3 Da(オートチューン)
    四重極単離質量範囲
    • m/z 20~4000
    ソフトウェアプラットフォーム
    • MassHunter
    サポートされているソフトウェアアドオン
    • MassHunter BioConfirm
    • MassHunter VistaFlux
    • Mass Profiler Professional
    • Classifier
    • 脂質アノテータ
    • MassHunter Explorer
    TOF 質量範囲
    • m/z 20~10000
    TOF 質量分解能(FWHM)
    • m/z 118 で > 35,000、取り込みレートとは無関係
    • m/z 2,722 で > 60,000、取り込みレートとは無関係
    ベント不要のメンテナンス
    • VacShield 技術

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機能および原理

  • Quadrupole Resolved All Ions(Q-RAI)により、高い信頼性とスループットを実現

    Q-RAI 取り込みモードの四重極では、広い m/z バンドを単離した後、イオンがコリジョンセルに侵入し、1 つ以上のコリジョンエネルギーが各バンドに関連付けられます。その結果、低エネルギーの分子イオンが、高エネルギースペクトルの定性フラグメントイオンに関連付けられると同時に、単離ウィンドウ外の化合物から干渉イオンが除去されます。Q-RAI の利点は、メソッド設定が簡単でノンターゲットであることで、レトロスペクティブ分析、フラグメント確認が実施でき、共溶出フラグメントからのノイズと干渉を低減できます。

  • Q-TOF において拡張ダイナミックレンジと高分解能を同時に実現

    Agilent Q-TOF LC/MS システムでは、ダイナミックレンジを最大限に拡張するために、高ゲインと低ゲインという 2 つの別のチャネル設定でデータを取り込みます。スペクトルを生成する前に、低ゲインチャネルで定義した高強度のポイントを、高ゲインチャネルからのシグナルに対応させます。これは、露出が異なる画像を組み合わせて、より詳細な 1 枚の画像を作成する高ダイナミックレンジの写真に似ています。Revident LC/Q-TOF では、2 つの 10 GHz チャネルを用いてこのプロセスを実行し、高分解能と非常に広いダイナミックレンジを同時に実現します。

  • Q-TOF LC/MS 機器インテリジェンスによりラボの生産性を向上

    分析者は、可能な限り効率的に機器を利用することで、測定結果に集中して作業を実施することを望んでいます。機器インテリジェンスは、スケジュールオートチューンとアーリーメンテナンスフィードバック(EMF)によりこういった目標を達成する際に役に立ち、ラボのスケジュールの都合がいいときにこれらの作業を実施できます。アプリケーションベースのオートチューンおよびチェックチューン/質量キャリブレーションは独立した作業であり、毎日から毎月までの任意の時間間隔およびカスタムに設定した時間で追加できます。準備に時間を費やすためではなく、知見を得るためにラボを活用できます。

  • Intelligent Reflex により、LC/Q-TOF のサンプルスループットを大幅に向上

    通常は稼働していない時間に機器でサンプルを分析することにより、サンプルスループットを向上させます。Intelligent Reflex ワークフローでは、ステップを自動化することによりワークリストを追加していますが、そうしない場合は手作業が必要になります。検量線を超えるキャリーオーバーとターゲットを発生させずに、高速の LC スクリーニングを可能にするためのこれらのワークフローは、Agilent トリプル四重極 LC/MS と共有されています。ターゲット MS/MS による DIA 分析から候補物質を確認するサスペクトスクリーニングワークフローおよび反復 MS/MS ワークフローは、LC/Q-TOF 専用です。

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アプリケーション

  • 食品、環境、法医学分野のアプリケーションでのインテリジェントなサスペクトスクリーニング

    食品安全性分析での多成分残留農薬スクリーニングは、規制残留物のリストが拡大し続けているため困難になっています。SANTE ガイドラインに適合するために、分離ピーク全体で分子イオンとフラグメントイオンを完全にオーバーラップさせる必要がある際には、データ非依存型取り込み(DIA)ワークフローが最適です。新しい Intelligent Reflex ワークフローでは、初期 DIA 分析の自動処理が可能であり、必要に応じてサンプルを再注入し、ターゲット MS/MS を用いることにより、疑わしい残留物または同定した残留物を効率的に確認します。

  • 薬物療法に対する細胞および分子反応の明確化

    治療用化合物に対する細胞およびそのダイナミックな代謝反応の生物学をより深く理解するためには、高度な手法が必要になります。細胞と分子という 2 つのスケールにおいて代謝パスウェイの利用を測定するための 2 つの技術から得られた結果は、組み合わせることができます。Seahorse XF アナライザでは、細胞分解能レベルでの測定が可能ですが、Revident LC/Q-TOF を用いたオミクスおよび定性フラックス分析では、分子分解能レベルでの測定が可能です。

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サポート情報/商品

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