JASIS 2023 新しいラボ

Agilent OpenLab/CrossLab Ecosystem
ラボインフォマティクス~デジタルサービス

こちらは現在提供できる OpenLab と CrossLab のワークフローソリューションです。SLIMS, OpenLab CDS, LabX, ECM XT について JASIS で紹介します。AR(拡張現実)を使った Virtual Assist の実演も行います。

未来のラボ

未来のデジタルラボに関する考察です。

クラウドコンピューティングは、パンデミックで関心が高まっています。最近の事例を紹介します。物理サーバーを注文したとき、納品までのリードタイムは最大12か月でしたが、AWS や Azure などのクラウドサービスプロバイダーを使用すると、サーバーリソースを1週間以内にデプロイでき、ラボのニーズに合わせて拡張できました。

コネクティビティ、自動化/ロボティクス、および分析/データは相互に関連しており、スケーラビリティ、集中型データストレージ、および計算集約型タスクに対するクラウドの処理能力の活用のためにクラウドインフラストラクチャを活用する必要があります。

製薬業界では、規制遵守が重要です。さまざまな分析手法にまたがる統一されたコンプライアンスプラットフォームにより、監査証跡、データ、およびメタデータが一元化された場所に安全に保存され、ユーザー管理がさまざまな分析ワークフロー全体で一貫していることが保証されます。データが一元化されて管理されている場合、および内部および外部監査中に特に重要な場合は、検索とデータの取得がより迅速かつ簡単になります。

上図の左側を見ると、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)を使用した仮想化には非接触インタラクションの可能性があり、XaaS またはサービスとしてのすべては、支出を最適化するための消費または結果ベースのモデルの可能性を可能にします。

最後は持続可能性です。アジレントは最近、2050年までに正味ゼロ排出をコミットしました。サプライチェーンと協力するベンダーにも影響を与えます。

背景
2025年の崖とデジタルトランスフォーメーション

  • 2025年の崖問題(経産省レポート):IT システムの老朽化・複雑化・ブラックボックス化・人材引退
  • 国によるDXの推進:デジタルガバナンスコード・DX 認定制度・DX 銘柄
  • 企業間のみならず国際的な競争激化
  • デジタル技術の活用による業務効率と信頼性の向上への期待

デジタルラボの説明をする前に日本が直面している「2025年の崖」について紹介します。

2018年経産省が提出したレポートによりますと IT システムの老朽化、複雑化、ブラックボックス化、人材の引退により、2025年の崖問題という経済損失のリスクが提唱されております。

この崖を乗り越えるために、国内では、DX の指針となりますデジタルガバナンスコード、企業へのDX認定制度や DX 銘柄という制度を設け、国が積極的に DX を推進しております。

今後国内企業間のみならず国際的な競争が激化する中でデジタル技術の活用による業務効率と信頼性の向上への期待が高まってきております。

DX とはデジタル化により、サービスや業務を変革し、新たな価値を創造することで、競争優位性を確立することです。DX に至るまでには紙の書類とアナログな情報デジタル化するデジタイゼーション、業務プロセスをデジタル化するデジタライゼーションがベースになります。

▲ページトップへ