HPLC 各種モジュール

1260 Infinity III ハイブリッドマルチサンプラ

1260 Infinity III ハイブリッドマルチサンプラは、従来のフロースルー注入とアジレントの Feed 注入の両方のモードを提供する HPLC オートサンプラです。従来のフロースルー注入モードでは、HPLC ポンプで送出された移動相は、サンプルをロードしたサンプルループを流れます。アジレントの Feed 注入モードでは、サンプルは移動相の流れに連続してサンプルを注入します。

サンプルが強溶媒に溶解している場合、例えば食品分析時の QuEChERS 前処理を行ったサンプルの分析はサンプル溶媒の影響が課題になります。強溶媒の影響により、特に注入量が増大した際に、ピークのブレークスルーやピーク形状の不良を引き起こします。アジレントの Feed 注入モードで、注入時にサンプルと移動相を直接混合することにより、サンプルが溶解している強溶媒の影響が軽減されます。ピーク形状が改善し、感度が向上します。Feed 注入モードを適用することにより、追加のサンプル前処理が不要になり、良好なピーク形状が得られ、ピーク積分が簡単になります。

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特長

ハイブリッド注入技術により、シームレスなメソッド移管が可能な従来法のフロースルー注入と、サンプルを溶解している強溶媒の HPLC 分析に与える影響を軽減してピーク形状を改善可能な Feed 注入の両方に対応
シャローマイクロプレート用の引き出しを使用すれば最大で 16 枚のマイクロプレート（最大で 6,144 サンプル）を収容でき、優れたサンプルキャパシティを実現
ロボティクス機構により、マイクロプレートやサンプルコンテナをスムーズにサンプルホテルから中央のワークスペースへ移動でき、サンプル処理や注入時のシームレスな自動化を実現します。
複数の溶媒を用いた 3 種類の洗浄オプション（内部洗浄、外部洗浄、シート洗浄）により、キャリーオーバーを低減することが可能
アップグレード可能な統合型サンプルサーモスタット（オプション）により、サンプルの 4～40 ℃ の温度コントロールが可能
各引き出しに装着されている LED ライトで、ローディング状況、現在のアクティビティ、注入可能な状態かなどの判断が可能

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