Cary 3500 フレキシブル UV-Vis 分光光度計

UV-Vis & UV-Vis-NIR

Cary 3500 フレキシブル UV-Vis 分光光度計

Cary 3500 フレキシブル UV-Vis は、測光性能に優れたダブルビーム分光光度計です。分析困難なサンプルを最小限の前処理で測定でき、規制遵守を求められる環境への導入が可能です。設置面積が少ない独自の大型サンプルコンパートメントを搭載しており、長光路長キュベットを必要とする液体サンプルの分析や、固体サンプルの特性解析に適しています。キセノンフラッシュランプは 10 年間の交換保証付きで(アジレントまたはアジレントの販売店から購入した Cary 3500 機器の場合)、毎日のウォームアップ時間が必要ないため、ランプ交換の頻度とコストを大幅に低減できます。

Cary 3500 に搭載されている Cary UV ワークステーションソフトウェアは、効率的なメソッドによる波長の読み取り、スキャン、濃度、カイネティクス、温度の測定が可能な次世代の分析プラットフォームです。Agilent OpenLab データ管理ソフトウェアと連携させることで、Cary UV ワークステーションのデータをローカルのデータベースや中央の安全なデータベースで管理、保護、保管できます。

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特長

  • 液体サンプルの測定に、独自の可変光路長角型および円筒型セルホルダを使用。光路長を最高 10 cm まで、高い再現性ですぐに変更できます。この際、工具は使用せず、時間のかかる調整手順は必要ありません。
  • 多様な固体サンプルと薄膜を大型サンプルコンパートメントで測定可能。大半のサンプルサイズに対応しており、ラボのベンチの占有スペースを最小限に抑えます。
  • 高速の反応キネティックス測定においても、データポイントを確実に捕捉。先進的なキセノンフラッシュランプ技術により、毎秒 250 ポイントのデータ採取レートを実現します。
  • 研究グレードの測光性能、安定性、直線ダイナミックレンジを最小限のサンプル前処理で実現。
  • 50 種類を超える標準搭載の計算機能とカスタム計算機能により、データ処理時間と計算ミスを低減。計算結果は、日常的に使用するメソッドに自動的に保存して適用できます。
  • Cary UV ワークステーションのヘルプ & ラーニングセンターの直感的なビデオチュートリアルに従うことで、数分以内に稼働可能。
  • データインテグリティ規格に準拠。技術管理機能によって、データの安全な取り込み、処理、報告、格納を実現し、FDA 21 CFR Part 11、EU Annex 11、GAMP5、さらには ISO/IEC 17025 や EPA の 40 CFR Part 160 のコンプライアンスガイドライン への準拠が可能になります。
  • Cary 3500 フレキシブル UV-Vis 分光光度計のデータは、ワークステーション PC のローカルの安全なデータベース、または中央データベースに保管して管理可能。
  • OpenLab ソフトウェアスイートを導入することで、電子記録の安全なデータベースストレージ、ユーザーおよびアクセス権限、ソフトウェアライセンス、セキュリティ設定、電子署名ワークフローの包括的な管理、高度な監査証跡レビューの機能をオプションで利用可能。

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仕様

  • コンプライアンスソフトウェア OpenLab ソフトウェアスイート
    制御ソフトウェア Cary UV ワークステーション
    奥行き 700 mm
    高さ 345 mm
    光源 キセノンフラッシュランプ(250 Hz)、新しい機器での 10 年保証付き
    最大スキャン速度 UV-Vis 150,000 nm/min
    測光範囲(Abs) 6 Abs
    測光システム ダブルビーム
    電源要件 100~240 VAC、50/60 Hz
    スペクトルバンド幅 UV-Vis 0.1~5.0 nm
    波長 190~1100 nm
    重量 31 kg
    445 mm
    光軸高さ 15 mm

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用途

  • 液体および固体サンプル用のアクセサリで生産性を向上

    Cary 3500 フレキシブル UV-Vis 分光光度計は、優れた測光性能と独自の大型サンプルコンパートメントモジュールを兼ね備えているため、固体および液体サンプルの非常に詳細な特性解析が可能です。

    固体および液体サンプル用のアクセサリは、Cary アクセサリプレートに簡単に取り付けることができ、長光路長キュベットでの液体サンプルや 1 mm までの固体サンプルなど、さまざまな種類とサイズのサンプルを測定できます。

  • 光路長を簡単に変更して UV-Vis 測光性能を向上

    Cary 3500 フレキシブル UV-Vis 分光光度計には、独自の可変光路長角型または円筒型セルホルダが付属しています。このセルホルダで光路長を即座に高い再現性で変更し(最高 10 cm)、多種多様なセルに対応できます。

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  • Cary UV ワークステーション - 直感的で安全な UV-Vis ソフトウェア

    Cary UV ワークステーションソフトウェアは、カイネティクス、濃度、波長スキャン、温度ベース測定などのアプリケーションを内蔵しています。Agilent OpenLab ソフトウェアスイートに対応しており、国際的な規制要件への準拠をサポートします。

    Cary UV ワークステーションソフトウェアのグローバル規制対応項目支援を説明する技術資料『GMP 施設のデータインテグリティ実現のために』をご覧ください。

    ビデオでもご紹介しています。ビデオを見る

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アプリケーション

  • サンプル濃度 - キュベットの光路長の変更

    紫外可視(UV-Vis)分光光度計の最も一般的なアプリケーションの 1 つとして、濃度の簡単な測定があります。サンプル濃度を正確に定量するためには、適切な光路長のキュベットを使用する必要があります。これは、サンプルの吸光度に基づいて決定します。Cary 3500 フレキシブル UV-Vis 分光光度計には、独自の可変光路長角型および円筒型セルホルダが搭載されており、光路長を最高 10 cm まで迅速に高い再現性で変更できます。

    長光路長セルホルダによる優れた UV-Vis 測光性能に関する技術概要をご覧ください。

  • 多様な種類とサイズの固体サンプルの特性解析

    UV-Vis 分光光度計は、液体サンプルの測定に加えて、フィルム、医薬品包装、光学コーティングなどの固体サンプルの特性解析にも有用なツールです。Cary 3500 フレキシブル UV-Vis 分光光度計には、固体および磁性薄膜用のサンプルホルダが搭載されており、正確で再現性の高いサンプル配置を実現できるため、最適なスループットが得られます。

    アプリケーションノートはこちら:USP <671> に規定された医薬品用プラスチック包装のスペクトル透過要件

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