US EPA メソッド 200.7 と 200.8 は、それぞれ ICP-AES および ICP-MS による、水と廃棄物中の金属と微量元素の検査に使用されます。EPA 200.7 を実行する多数の環境ラボにおいて、ICP-OES は、水サンプルに含まれる金属分析用の確立された分析法となっています。アジレントは、EPA メソッド 200.7 および 200.8 により要求される基準を満たすために必要な性能を実現する、ICP-OES、ICP-MS、AA 機器、消耗品、専門家によるサービスを幅広くご用意しています。
このアプリケーションノートでは、EPA 200.7 に従い、水中の微量元素認証標準物質（CRM）の超高速分析に Agilent 5100 SVDV ICP-OES を適用しました。1 回の分析で、分析対象のすべての元素に対し、ppb の範囲の優れたメソッド検出下限を決定できます。5100 SVDV ICP-OES は、すべての波長に対して垂直に配置されたプラズマから 1 回の読み取りで測定することでサンプルスループットを向上させます。分析時間が短縮されるとともにガス消費量が低減され、スループットを向上させつつ、ラボのコスト削減を最大限に促進します。
多くのラボでは、ICP-MS による地下水、表流水、飲料水、廃水の分析のガイダンスとして、長年使用されてきた US EPA メソッド 200.8 を使用しています。このアプリケーションノートでは、Elemental Scientific（ESI）社の prepFAST M5 自動希釈システムと組み合わせた Agilent 7900 ICP-MS による、EPA 200.8 に基づく飲料水およびボトルの飲料水サンプルの高速分析のためのメソッドを紹介します。金属および微量元素の回収率は、どちらもメソッド 200.8 の基準を優に上回りました。
ICP-OES は、EPA 200.7 を含む US EPA メソッドを実行している環境ラボで通常使用されている分析技法です。ワークフローと消耗品オーダーガイドには、Agilent 5900 ICP-OES で EPA 200.7 を実行するために推奨される標準物質と消耗品がリストアップされています。5900 ICP-OES は 1 回の読み取りでアキシャルおよびラディアルビューの両方を撮影することで、水サンプルをより高速に分析し、従来のデュアルビュー（DV）機器と比較してアルゴンの消費量を低減できます。
ハードウェアやソフトウェアなどが搭載された Agilent ICP-MS ウォーターアナライザが、EPA メソッド 200.8 による分析をどのように簡易化するかをご覧ください。
このアプリケーションでは、Agilent 200 AA シリーズ機器がどのように、高度な灰化によりヒ素の分析の際にグラファイトファーネスメソッドを簡易化するかを紹介します。
お問い合わせページから、アジレントの担当者にご連絡いただくことができます。 さらにご登録いただくと、教育イベント、ウェビナー、製品など、環境分析アプリケーションに関連するアジレントの最新情報をお届けします。
