2D-LC ソフトウェア

HPLC & CE ソフトウェア

2D-LC ソフトウェア

Agilent InfinityLab 2D-LC ソリューションの構成要素である 2D-LC ソフトウェアにより、ハイレゾ（高分離能）サンプリングまたはコンプリヘンシブ 2D-LC といったハートカット対応の 2D-LC 測定が可能になります。2D-LC は、共溶出する化合物や複雑なサンプル、サンプルマトリックスの分離能の向上に役立ちます。

このソフトウェアによって 2D-LC が使いやすくなり、1D 分離から始めて、分離能を向上させていくことができます。これには、分離能向上の対象のスポットを選択するか、1 回の分析で完全なサンプルを異なる分離条件で再分析します。多次元データを定性的または定量的に、簡単かつ高い性能で分析します。2D-LC/MS データの活用によって、サンプルに関する極めて広範な情報が得られます。

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特長

  • 2D-LC のグラフィカルプレビューを使用して、数クリックで 2D-LC メソッドを設定できます。2D-LC モードハートカットまたはコンプリヘンシブ 2D-LC を選択します。事前に取得した 1D クロマトグラムから始めて、目的のスポットや範囲を選択し、2D グラジエントを生成することもできます。
  • 2D-LC データの分析は、一次元目のクロマトグラムと、関連する二次元目のクロマトグラムとの簡単なナビゲーションによって可能です。サンプルに関する必要な情報はすべて、スペクトルデータなどの定量結果や再現性の高い定性結果として得られます。
  • Agilent 2D-LC の機器コントロールは完全自動のため、手作業による面倒なバルブプログラミングは必要ありません。大容量の保管が可能で、高速の並行分析に対応する Agilent マルチハートカットバルブを用いることで、一次元目の分離と二次元目の分離を完全に独立させることができます。
  • グラフィカル編集や数値編集が可能なシフトグラジエントによって、利用可能な 2D 分離スペースを大幅に拡大し、ピークキャパシティを最大限に高め、高速分析を行うことができます。
  • 既知のサンプルには時間ベースのピークパーキング、未知のサンプルや一次元目の可変リテンションタイムの場合には、ピークベースまたはダイナミックピークのパーキングを使用します。
  • 専用のフラッシュグラジエントの使用により、高速分析が可能になり、キャリーオーバーを最小限に抑えられます。
  • メソッドにアジレントのアクティブ溶媒モジュレーションを用いて一次元目の強溶媒を希釈することで、二次元目の分離能と感度を向上できます。
  • 二次元データレポートの生成が可能です。
  • GC Image の UV およびシングル四重極用 LC x LC Edition ソフトウェア、またはアジレントの（Q-）TOF およびトリプル四重極検出を利用できます。2D データを可視化し、高度なデータ分析を使用して、定性結果や定量結果、統計解析などのコンプリヘンシブ 2D-LC データを得られます。
  • 2D-LC ソフトウェア専用のトレーニングおよびサービスを利用すると、ラボの生産性を大幅に向上できます。

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アプリケーション

  • OpenLab CDS 用 2D-LC ソフトウェア

    このソフトウェアは、UV/MSD を用いた 2D-LC に最適です。また、メソッド設定、機器コントロール、強力なデータ解析を簡単に実施できます。一次元目の分画、および 2D クロマトグラム、数値データ、スペクトル情報などの二次元目の結果に簡単にナビゲーションできます。コンプリヘンシブおよびマルチハートカットのデータを等高線プロットで視覚化し、化合物を 2D リテンションタイム空間で自動的に同定します。高度なレポート作成機能により、カスタマイズ可能なテンプレートを使用して、結果のレポートを簡単に作成できます。OpenLab CDS のコンプライアンス機能により、2D-LC を QA/QC ラボで使用できるようにします。

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  • MassHunter 用 2D-LC ソフトウェア

    MassHunter の（Q-）TOF 検出用のこの統合ソフトウェアは、ハートカットおよびコンプリヘンシブ 2D-LC 用の 2D-LC メソッドの設定と開発機能一式、さらに 2D-HPLC システムのフラッシングやバルブの手動切り替え用の機器コントロールを備えています。分画マーカーは、一次元目のクロマトグラムと二次元目のクロマトグラムおよびデータとの関係を示しています。スペクトル MS および UV データが含まれる二次元目のクロマトグラムは、MassHunter 定性解析、定量解析、および BioConfirm ソフトウェアで表示して解析できます。

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