サンプル前処理製品
タンパク質とリン脂質を同時に除去
生体試料において、リン脂質はタンパク質と同様にイオン化抑制の原因となります。 通常の除タンパク操作では、血漿に含まれるリン脂質は妨害物質としてサンプル中に残存してしまいます。 しかし、このCaptiva ND Lipids で処理することにより、タンパク質と同時にリン脂質も除去することができます。 よって、タンパク質によるイオン化抑制を低減すると共に、リン脂質によるイオン化抑制も抑え、精度の高い結果を得ることができます。
リン脂質を除去しきれない場合、イオン化抑制効果は非常に顕著に現れます。 このCaptiva ND Lipids を使用すると、通常の除タンパク操作に比べて、非常にクリアな抽出液を得ることができます。 質量分析計のイオン化法の1つであるESIにおいても、イオン化抑制効果は最小限に低減しています。