Polaris

低分子分析用 LC カラム

Polaris

高速で高分解能

Polaris 充填剤は、高純度シリカを基材として、 アルキル鎖と極性修飾基を結合させています。その結果、 極性修飾した充填剤の表面は極性の溶媒で『ぬれ』やすく、 特有の選択性を示します。Polaris カラムは、LC/MS 用の移動相で、 高速で高分離能が得られるように設計されています。

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特長

  • 極性物質の保持およびピーク形状の改善
    Polaris カラムは、一般的な C18ではボイドボリュームで溶出する傾向がある極性化合物に良好な保持力を示します。 この保持力の増加メカニズムには議論の余地がありますが、 アルキル鎖が完全に伸びたままで極性の移動相と溶媒和しており、 極性の化合物が極性修飾基と相互作用できるようになっているためと思われます。 極性の相互作用という『穏やかな』特性のために、 良好なピーク形状を保ちます。この『穏やかな相互作用』は、 不活性化が不十分なシリカ表面でのアミン基と酸性シラノールの間で発生する、 ひどいピークテーリングを生ずる強力なイオン相互作用とは異なります。
    極性修飾基は、シリカ表面の塩基の不活性化に役割を果たします。 いくつかの極性修飾基とシリカ表面の間で水素結合が発生し、 負電荷が非局在化し、それによりシラノールと塩基性物質との相互作用を低減させます。 さらに極性修飾基は、しばしば一般的なC18充填剤とは全く異なった選択性を示します。
  • 分離能と再現性の向上
    標準的な逆相カラム、特に C18 カラムは水の比率が高い移動相と組み合わせて使用する場合、 頻繁にいわゆる『寝込み現象』を生じます。極性修飾基のついた官能基は、水比率の高い条件でも伸びた状態となり、分析対象物質と官能基間の相互作用が増加します。 『寝込み現象』に対して Polaris は耐性が高く、分離能と再現性が向上します。

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