アジレント(旧ストラタジーン)の新しい MycoSensor QPCR 分析キットはSYBR® Green 色素検出を用いたリアルタイム定量PCR(QPCR)によって、2時間以内に培養細胞へのマイコプラズマ感染を検出します。マスターミックス仕様で、増幅・蛍光検出に必要な全ての試薬が含まれています。このキットは、培養細胞へのコンタミネーションでよく認められる8種類のマイコプラズマを検出可能です。100 µl の培養細胞の上澄み液から、わずか50コピーのマイコプラズマゲノムDNAを検出することや、細胞ペレットから作製された抽出液を用いてマイコプラズマのわずかな感染を検出することが可能です。
このキットには、2種類のポジティブ・コントロールが含まれており、PCR増幅の確認、被験サンプルのマイコプラズマDNAのPCR増幅およびSYBR® Green融解曲線解析の確認に利用できます。検査した細胞がマイコプラズマに感染していた場合は、SYBR® Green 融解曲線は82℃に融解ピークが現れます。85℃の融解ピークは増幅コントロール由来のもので、サンプル中の物質によりPCR反応そのものが阻害されていないことを確認可能で、偽陰性の結果を排除することができます。
Detection of M.orale genomic DNA Using MycoSensor QPCR Assay Kit. The MycoSensor QPCR Assay Kit detects a range from 100,000 copies to 10 copies of M.orale genomic DNA in the presence of HeLa cell culture supernatant. The reactions were done in duplicate on the Mx3000P system and the amplification plots are shown here.
Specific Detection of Mycoplasma Contamination and Amplification Control. The SYBR® Green dissociation curve generated on the Mx3000P system for the Mycoplasma primers and the amplification control primers indicates distinct melting temperatures of ~82 C for Mycoplasma and ~85 C for the amplification control, respectively.