QuickChange ⅡSite-Directed Mutagenesis Kit
掲載の製品はすべて試験研究用です。診断目的にご利用いただくことはできません。
用途
最高の正確性をもつ酵素の採用により大幅にパフォーマンス向上
QuickChange Ⅱsite-drected mutagenesis kit**は QuikChange シリーズの新世代です。これらのキットでは最高の正確性を持つDNAポリメラーゼを採用することにより、パフォーマンスが大幅に向上しました。QuikChangeⅡ キットでは簡単な3段階の方法で挿入や欠失、点変異、ドメイン・スワッピングなどの遺伝子への変異導入が、簡単、迅速かつ 80%~100%という高い功率で行えます。
目的以外の変異を最小限に抑える
QuikChange Ⅱキットでは、非常に正確性の高いPfuUltra high fidelity DNA polymerase* を採用していることと、非PCRを基本とした遺伝子増幅方法を採用していることにより、変異導入部位以外での望まない変異の発生がほとんどありません。
高い成功率
QuickChange Ⅱ キットは他の部位特異的変異導入技術に代わる、簡単で効率のよい技術です。QuickChange Ⅱ キットでは一本鎖DNAの取り扱いや煩雑な作業、難しい操作を必要としていません。塩化セシウム精製、あるいはミニプレップで精製したプラスミドDNA(StrataPrep プラスミド ミニプレップ 精製キットで精製されたプラスミドDNAなど)に変異を導入した後に形質転換を行うことで、80~100% のコロニーに設計どおりの変異が導入されます。 (難易度は変異導入部位の配列、複雑さにより異なります)
シンプルなnon-PCRプロトコールで最速3時間で変異導入(形質転換前まで)
PCRベースの変異導入と異なり、QuikChange の手法はmutagenesis-grade PfuUltra high fidelity DNA polymeraseによるリニアな増幅法を採用しています。変異導入プライマーはサーマルサイクリングの最中に伸長され、目的の変異を新しく合成された鎖に取り入れます。1 独自のプライマー設計により、連続するそれぞれのサイクルで元の鋳型のみが複製されるようになっています。PfuUltra DNAポリメラーゼは従来の熱耐性酵素と比較して最も正確性が高いため、目的外のランダムな変異は実質的にほとんど入ることがありません。最後に DpnⅠを添加することにより、dam-メチル化された元のテンプレート鎖のみが消化されます。2 新たに合成され、ニックが入った円状のDNA鎖はXL-1 Blue スーパーコンピテントセルに形質転換され、大腸菌のもつリガーゼによってニックが修復されます。このような方法により、80% 以上のコロニーで目的の変異を望むプラスミドが得られます。7-8kb以上のプラスミドを鋳型として用いる場合、QuikChange II XL Site-Directed Mutagenesis Kitをお勧めします。
アジレント(旧ストラタジーン)のQuikChangeシリーズをはじめとしたMutagenesis関連製品の各種アプリケーションがScience誌に掲載されました。下記リンク先よりブックレットをPDFファイルでダウンロード可能です!
Science Mutagenesis Techniques Collections
1. Bergseid, M., et al. (1991), Strategies 4 34-35
2. Nelson, M. and McClelland, M. (1992), Methods Enzymol. 216 279-303
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