pCMV-Tag ベクター
掲載の製品はすべて試験研究用です。診断目的にご利用いただくことはできません。
用途
セレクション
バクテリアではカナマイシン耐性、哺乳類細胞では G418耐性
プロモーター/タンパク質発現
哺乳類細胞で、目的のタグ融合タンパク質は CMV###immediate early (最初期)プロモーターから発現されます。哺乳類細胞での転写および翻訳の終了に必要なシグナルとしてSV40ポリアデニル化配列も付加されます。また、T7・ T3 プロモーターにより、RNA転写、シークエンシングおよびPCRも可能です。
FLAG® および/または c-myc エピトープタグを加えてあります
エピトープ・タグを付加することによって、タグ融合タンパク質の同定や細胞内でのタグ融合タンパク質の動態のトラッキング、新規遺伝子の発現解析などを、そのタンパク質に特異的な抗体を作製せずに行うことができます。pCMV-Tag1 ベクターには、合成FLAG®エピトープと、ヒト c-myc 遺伝子由来のc-myc エピトープの両方が含まれ、さまざまなタグ融合タンパク質を作製できます。pCMV-Tag2~5 ベクターは、c-myc またはFLAG®タグをC-末端またはN-末端に付加することができます。pCMV-Tag2-5 ベクター各種は3種類のリーディング・フレームに対応できるように3種類のベクターが含まれるため、クローニングや発現実験が容易に行えます。FLAG®タグ(アミノ酸8個分)および c-myc タグ(アミノ酸10個分)とも短いため、タグを付加したタンパク質の構造や機能に影響を与えることがほとんどありません。FLAG® タグ、c-mycタグは抗-FLAG抗体、抗-c-myc での検出が可能で、これを利用して目的タンパク質の機能解析をすることができます。
強力なCMVプロモーターにより哺乳類細胞で高レベルの発現
pCMV-Tag ベクターは、哺乳類細胞でタグ融合タンパク質を高レベルで発現させることができます。クローニングされた遺伝子はサイト・メガロ・ウイルス (CMV)プロモーターにより、幅広い哺乳類細胞で恒常的に発現されます。pCMV-Tag1、pCMV-Tag2 および pCMV-Tag3 では、CGG(A/G)CCATGGという塩基10個の Kozak コンセンサス配列により融合タンパク質の最適な発現をもたらします。pCMV-Tag4 および pCMV-Tag5 ベクターには、翻訳開始配列が含まれていません。ネオマイシン耐性遺伝子の存在によりG418を用いての安定なクローン選択が可能となります。
取り扱いの容易な小型ベクター
pCMV-Tag ベクターでは、薬剤耐性マーカーが大腸菌と哺乳類細胞で共用されるので、ベクターのサイズはコンパクトな4.3 kb になっており、クローニングやベクターの取扱いが容易に行えます。
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CMV promoter:
Use of the CMV promoter is covered under U.S. Patent Nos. 5,168,062 and 5,385,839 owned by the University of Iowa Research Foundation and licensed FOR RESEARCH USE ONLY.
FLAG® Epitope-tag:
Manufactured under license from Sigma-Aldrich Co. under U.S. Patent Nos. 4,703,004, 4,782,137 and 4,851, 341. Other patents pending.
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