低分子分析用 LC カラム
ZORBAX Eclipse XDB
アジレントの ZORBAX Eclipse XDB カラムは、塩基性、酸性、中性化合物を pH2 ~ 9 の範囲で良好なピーク形状で分離できるように設計されている、メソッド開発で最初に検討するカラムです。低pH において、分析すべき成分の保持が弱い、溶解性が低い、選択性が小さい(分離度が悪い)、あるいは安定性に問題がある場合は、pH7 のような中性域の移動相を試してみる必要があります。これは、通常低 pH と比較して保持と選択性が大きく異なるからです。Eclipse XDB-C18 と C8 は、通常この pH 域での最初の選択肢になります。 Eclipse XDB-C18 と C8 が中性域において高い分離能と長いカラム寿命を持っています。リン酸緩衝液はその緩衝範囲が pH 6.2-8.2 であるため、通常 pH 7 における移動相溶媒の第一選択肢になります。リン酸緩衝液は一般的によく使用されますが、最大のカラム寿命を得るためには 40℃ 以下の温度で使用することをおすすめします。中性域用緩衝液の二番目の選択肢は酢酸緩衝液です。酢酸緩衝液は pH 3.8-5.8 の範囲で緩衝作用があり、通常 LC/MS分析にも好適です。メソッドの最適化は、移動相・pH・カラム温度 (60 ℃まで) の変更や、結合相を Eclipse XDB-Phenyl に変更することにより行えます。