Captiva EMR PFAS Food カートリッジ

サンプル前処理製品

Captiva EMR PFAS Food カートリッジ

Captiva EMR PFAS Food カートリッジは、食品中のペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)の分析用に特別に設計されました。Captiva EMR PFAS Food はマトリックス除去効率が高いため、多様で複雑な食品マトリックスに最適です。EMR パススルークリーンアップは、包括的な化学ろ過を実現しています。アジレント独自の充填剤と製剤は、PFAS 分析用に特別に最適化され、検証されています。

多種多様な食品マトリックスに対応するため、2 種類の Captiva EMR PFAS Food カートリッジタイプ(I および II)が開発されました。Captiva EMR PFAS Food I カートリッジは、生鮮食品およびその他の生鮮加工品に推奨されます。Captiva EMR PFAS Food II カートリッジは、動物由来の食品、乾燥植物由来の食品、その他の複雑な食品マトリックスに最適です。

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特長

  • 複雑さに応じて、さまざまな食品マトリックスに対応する 2 つのオプションを提供
  • 簡単なカートリッジパススルークリーンアップによりワークフローを簡略化
  • QueChERS dSPE および固相抽出(WAX)クリーンアップステップが不要
  • PFAS 回収率が向上したため、正確で精密な PFAS 定量に対応可能
  • サンプル量の回収率が高いため、超低 LOQ に対応するためのサンプルの後濃縮を容易に実施可能
  • 超低 LOQ に対応するために、実使用時に汚染が混入しないようなカートリッジ PFAS 清浄度を実現
  • PFAS 清浄度と PFAS 回収率が記載された分析証明書(CoA)が、すべての製品に付属

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機能および原理

  • PFAS 汚染 – 食品供給時の曝露

    PFAS は、汚れをはじく衣類や消火剤の泡などのさまざまな製品に含まれており、食品を使用する際や食品と接触する際にも確認されています。PFAS は、主に次の 2 つの経路で食品に混入します。

    1. 汚染された水や土壌からの取り込みといった環境曝露
    2. 包装材料などとの直接接触

    アジレントによる、食品ワークフローソリューションでの PFAS 試験は、ラボがメソッドコンプライアンスを最新の状態に維持して、メソッド最適化のための推測に基づく作業を排除するのに役に立ちます。
  • 環境 PFAS 分析のためのサンプル前処理

    PFAS は数十年間にわたって広く使用され、容易には分解されないため、これらの化合物は人間と関係を持っているほとんどすべての生態系で検出されています。PFAS は、飲料水、廃水、土壌、食品、大気中で検出されており、大規模な環境曝露となっていることがわかります。アジレントは、EPA メソッド 533 および EPA 1633 規制に適合する、サンプル前処理ソリューションを提供しています。
  • PFAS 試験用のバイアルとキャップ

    PFAS フリーバイアルおよびキャップは、PTFE フリーバイアルおよびキャップとしても知られており、PFAS 試験にとってきわめて重要です。PFAS 試験では、高い精度と感度、サンプル汚染の最小化が要求されますが、アジレントの PFAS 試験バイアルはこのすべてに対応しています。アジレントは、スクリュートップ、スナップトップ、スナップ/クリンプトップという 3 種類の主要なスタイルで、さまざまな PFAS フリーバイアルを提供しています。これらのバイアルは、pH の影響を受けやすいサンプル、またナトリウムや重金属を含む分析に対応できるように特別に設計されており、サンプルの完全性が最も重要になる PFAS 試験に最適です。

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アプリケーション

  • 乳児用調製粉乳、牛乳、鶏卵中の PFAS 測定

    乳児用調製粉乳、牛乳、鶏卵中の PFAS 多成分残留分析メソッドを確立しました。このメソッドを、AOAC 標準メソッド性能要件(SMPR)2023.003 に従って検証しました。このメソッドで、Captiva EMR PFAS Food II パススルーおよび LC/MS/MS 検出を使用して、乳児用調製粉乳、牛乳、鶏卵中の 30 種類の PFAS 物質を測定しました。
  • 離乳食中の PFAS 多成分残留分析メソッド

    離乳食中の PFAS 多成分残留分析メソッドを開発しました。このメソッドを、AOAC 標準メソッド性能要件(SMPR)に従って検証しました。このメソッドで、Captiva EMR PFAS Food I パススルークリーンアップおよび LC/MS/MS 検出を使用して、離乳食中の 30 種類の PFAS を測定しました。
  • 牛肉、マグロ、エビ中の PFAS 分析

    QuEChERS 抽出後に、Captiva EMR PFAS Food II および LC/MS/MS 検出による EMR ミックスモードパススルークリーンアップを使用した、シンプルで迅速かつ信頼性の高いメソッドを開発して、牛肉、マグロ、エビ中の 30 種類の PFAS ターゲットについて検証しました。このメソッドを許容基準により検証して、メソッド性能が AOAC SMPR 2023.003 に記載されている要件を満たすことを示しました。

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