インタクトタンパク質およびサブユニットの高精度で再現性のある分析に必要な分解能および感度

モノクローナル抗体(mAb)の徹底的な特性解析が各製造段階で要求されます。インタクト mAb 解析により、mAb 製品の高精度な分子量の測定、および翻訳後修飾(PTM)、抗体薬の複合体(ADC)、mAb 配列の多様性、不純物および分解生成物などの不均一性の程度の測定を迅速に評価できます。インタクトタンパク質の分析は困難な場合がありますが、アジレントはそれをより容易にします。バイオ医薬品に最適化された、自動化、システム、ソフトウェア、消耗品、およびケミストリーを含む包括的なワークフローのポートフォリオ、指針となる専門知識の提供により、インタクトタンパク質の分析は高速かつ正確なものとなり、重要な品質特性の貴重な情報源となります。

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分析を容易にする実証済みメソッド

完全なワークフロー、実証済みメソッド、およびヒントが、インタクトタンパク質およびサブユニットの分析を最適化します。

エキスパートに聞く:生物製剤開発における LC/MS の最適化

このウェビナーでは、高性能 LC/MS がどのように他の技術よりも迅速に生体分子を分析し、より詳細で高精度の結果を実現できるかについて説明します。

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CQA の特性解析:包括的なワークフローによるアプローチ

このウェブキャストでは、分析を効率化しながら、正確で再現性の高い結果を実現するためのアプローチをご紹介しています。

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生体分子の分離でのトラブルシューティングのヒント

アジレントコミュニティに参加すると、時間節約や問題回避の方法、共通の問題が発生した時の特定および解決方法などの役に立つヒントを共有できます。

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変性したインタクトおよびサブユニットの効率的で高感度な分析

質量分析を用いたタンパク質の分析には、インタクトタンパク質、糖タンパク質の脱グリコシル化タンパク質、および還元された軽鎖や重鎖などのサブユニット、mAb の IdeS 消化の測定が含まれます。アジレントは、精製、脱グリコシル化、還元、IdeS 消化のための自動化されたサンプル前処理から堅牢で高精度な LC/MS 分析まで、インタクトタンパク質の分析を完全な包括的ワークフローによって支援します。

アプリケーションノート:An Integrated Workflow for Sensitive Intact Protein Quantitation of Monoclonal Antibodies from Biological Matrix(生体マトリックスからのモノクローナル抗体の高感度なインタクトタンパク質定量のための統合されたワークフロー)

アプリケーション総覧:Agilent-NISTmAb Intact and Subunit Analysis Using Reversed Phase(Agilent-NISTmAb 逆相クロマトグラフィーによるインタクトおよびサブユニットの分析)

バイオ医薬品用 HPLC カラムセレクタツール



堅牢で感度に優れたネイティブ質量分析

ネイティブ質量分析は、タンパク質-タンパク質相互作用、タンパク質-リガンド結合、タンパク質複合体の構造、タンパク質折り畳み、抗体薬物複合体など、多くのタンパク質ベースのアプリケーションに使用できます。ネイティブ MS 分析の大半でナノエレクトロスプレー手法が使われていますが、この手法は現在、大きな課題に直面しています。アジレントは、天然のタンパク質の分析には、標準の LC フローを利用した堅牢で感度に優れた LC/MS メソッドの使用を推奨しています。

ネイティブ質量分析に関するアジレントのリソースを見つける

アプリケーションノート:Sensitive Native Mass Spectrometry of Macromolecules Using Standard Flow LC/MS(標準フロー LC/MS による巨大分子の高感度ネイティブ質量分析)




注目のアプリケーションノート

生体マトリックスからのインタクト mAb の定量分析用高感度 LC/MS について学習できます。この最適化されたワークフローでは、自動化されたサンプル前処理用 AssayMAP Bravo プラットフォームとインタクトタンパク質分析用に強化された MS 機能を持つ Agilent 6545XT AdvanceBio LC/Q-TOF を使用します。この超高感度、優れた再現性、広範囲にわたって自動化されたワークフローソリューションを使用し、マウスマトリックスからのインタクト mAb では、35 ng/mL (0.105 ng オンカラム)の検出感度(LOD)および 50 ng/mL (0.15 ng オンカラム)の LOQ を達成しました。

  

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Agilent オンライン LC モニタリングソフトウェアを使用すると、mAb の製造や精製におけるオンラインプロセス管理用 Agilent InfinityLab オンライン LC ソリューションにより、自動ハートカット 2D-LC 分析を制御できます。この例では、一次元目のプロテイン A 分離を使用して mAb の抗体価を定量しました。二次元目では、カラムスイッチングバルブを用いて SEC と IEC カラムを切り替え、mAb の HMW 凝集体と電荷変異体の分布を分析しました。一次元目と二次元目のすべての結果は、ほぼリアルタイムで、Agilent オンライン LC モニタリングソフトウェア上で一目で確認することが可能です。このシステム構成により、mAb 製造にかかる時間とコストを削減し、アップストリームまたはダウンストリームのバイオプロセスにおける CQA のインタクト MAM 分析を直接的に実施するツールが適用されます。

  

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NISTmAb の関連するすべての還元起因 LMW 種を分離できる RPLC メソッドについて探求できます。Agilent 1290 Infinity III Bio LC システムでは、重鎖および軽鎖のフラグメントの分析で、優れたリテンションタイムと面積精度値を実現しました。 Agilent 1290 Infinity II Bio マルチランプラ での NISTmAb の動的な還元とそれに続く 6545XT AdvanceBio LC/Q-TOFによる検出により、翻訳後修飾を分析するこのメソッドの可能性が示されました。

   

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近年、微小液滴の反応を利用した抗体分析に注目が集まっています。微小液滴反応による抗体の特性解析の利点は、ESI スプレーチャンバで得られる高速の反応速度(マイクロ秒単位)と高い反応収率です。 Agilent Jet Stream ESI イオン源を用いた 2 つの反応(IdeS 切断とジスルフィド結合還元)において、NIST IgG1 mAb を使用して微小液滴反応の条件を最適化しました。最適化条件を複数の市販の抗体に適用し、条件の堅牢性と幅広い適合性を検査しました。実験では予想どおりの結果が得られ、時間の短縮に加えて、特性解析用の酵素と抗体の消費量削減により、分析コストを大幅に抑えることができました。この最適化されたワークフローは「フラッシュ特性解析」と呼ばれています。

       

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