医薬品業界では、化合物を同定して確認すること、また錠剤の分子組成と化学組成を把握することがきわめて重要になります。ケミカルイメージングを使用すれば、トラブルへの対応も含め、製剤の開発および製造に不可欠な情報が他の手法よりはるかに簡単に得られます。
アジレントが開発した高度な IR 技術により、新たなイメージングアプローチで、錠剤表面の組成を示す高精細イメージが確実に得られます。Agilent 8700 Laser Direct Infrared（LDIR）ケミカルイメージングシステムは大幅に自動化されており、錠剤全体を分析して、視覚情報をかつてないスピードで提供します。この高速測定により、より多くの時間を結果の解析に費やせるようになります。8700 LDIR は適応性にも優れ、あらゆるスキルのオペレータがシンプルな操作で測定を行えます。
直感的なワークフローとソフトウェアにより、サンプルスループットを高めながら、製剤に関する物理的特性と化学的特性が両方得られます。この堅牢なシステムがあれば、これまで以上に多くの統計データを引き出し、錠剤中の API および賦形剤の組成分析に役立てることができます。また、柔軟なソフトウェアによりパラメータがリアルタイムに最適化されるため、サンプルについてより詳細なイメージとより多くの情報が得られます。このように有意義で信頼性の高い情報をもとに、製品開発における意思決定を迅速に行えるようになり、分析時間とそれに伴うコストを削減できます。
高感度の化学組成分析が必要な場合も、医薬品製造において製剤の精度を判断する信頼性の高い試験が必要な場合も、8700 LDIR システムがあれば、製剤に関するあらゆる課題を解決できます。また、特定の錠剤に含まれる医薬品有効成分（API）、結晶多形、塩、賦形剤、および不純物に関する定性情報や半定量情報がすばやく簡単に得られます。
本製品は一般的な実験用途での使用を想定しており、医薬品医療機器等法に基づく登録を行っておりません。
アジレントの医薬 LinkedIn ショーケース：
LinkedIn でアジレントをフォローしていただくと、最新の製薬ニュース、イベント、出版物などを定期的にお届けします。
