「食データサイエンス：料理・加工食品に潜む構築原理をデータサイエンスで解明できるか？」
奈良先端科学技術大学院大学　先端科学技術研究科　教授　金谷重彦　氏

データサイエンスは、データから新たな知見や洞察を引き出すアプローチであり、情報科学、統計学、アルゴリズムなどを幅広く取り扱う。近年、流行となった「ビッグデータ」もデータサイエンスのアプローチから多くの価値を生み出している。「食」とは、もともとビッグデータであり、あまりに多様であるために、「体系的に理解しようということ自体が膨大過ぎて、どう対応していいか？」と言う状況であった。しかし、世界中に人類は生活しており、それぞれの地域で、健康に生きるためのノウハウが詰まっており、これを食材となる生物の「食」として役割をサイエンティフィックに解明し法則性を見出すことは、「長寿健康社会」に向けての今後の課題として挙げられる。本講演では、料理・加工食品を中心に、データサイエンスをどのように活用できるか、実例をもとに解説する。また、食データサイエンスの今後の展開として、『食材の栄養成分と味、香りなどの関係解明への期待』についても紹介する。

アジレント講演
「SMILESを用いた機械学習による食品中残留農薬の回収率推定手法の開発」
アジレント・テクノロジー㈱　芹野武

食品の安全を確保する上で、食品中に残留する化学物質の分析は重要である。例えば2005年に施行された食品衛生法の食品中に残留する農薬分析（いわゆるポジティブリスト制度）などがあげられる。GC-MSやLC-MSの普及により、多成分を一斉分析する手法が幅広く使用され、基準超過の有無の判断に用いられている。本発表では農作物の残留農薬の回収率の技術論文をもとに、回収率予測の機械学習モデルを作成し評価した結果を報告する。

日程	2020 年 10 月 9 日（金）
時間	12:50　配信開始 13:00 - 17:00　セミナー
参加対象	– 食品分析を実施されているお客様 – 食品分析にご興味あるお客様 – 食品開発にご興味あるお客様
参加費	無料
定員	300名
終了
10月開催の 環境・食品セミナーのご案内	10/16（金）環境分析ウェビナー 10/23（金）食品ウェビナー

＜資料について＞
本ウェビナーの資料提供はございません。予めご了承ください。

12:50	配信開始
13:00 – 14:00	特別講演（日本食品化学学会第 26 回学術大会長講演） 「食データサイエンス：料理・加工食品に潜む構築原理を 　データサイエンスで解明できるか？」 奈良先端科学技術大学院大学　先端科学技術研究科 教授　金谷重彦　氏 データサイエンスは、データから新たな知見や洞察を引き出すアプローチであり、情報科学、統計学、アルゴリズムなどを幅広く取り扱う。近年、流行となった「ビッグデータ」もデータサイエンスのアプローチから多くの価値を生み出している。「食」とは、もともとビッグデータであり、あまりに多様であるために、「体系的に理解しようということ自体が膨大過ぎて、どう対応していいか？」と言う状況であった。しかし、世界中に人類は生活しており、それぞれの地域で、健康に生きるためのノウハウが詰まっており、これを食材となる生物の「食」として役割をサイエンティフィックに解明し法則性を見出すことは、「長寿健康社会」に向けての今後の課題として挙げられる。本講演では、料理・加工食品を中心に、データサイエンスをどのように活用できるか、実例をもとに解説する。また、食データサイエンスの今後の展開として、『食材の栄養成分と味、香りなどの関係解明への期待』についても紹介する。
14:00 – 14:20	休憩
14:20 – 15:10	日本食品化学学会第 26 回学術大会 アジレント発表 「SMILES を用いた機械学習による食品中残留農薬の回収率 推定手法の開発」 アジレント・テクノロジー株式会社　芹野武 食品の安全を確保する上で、食品中に残留する化学物質の分析は重要である。例えば 2005 年に施行された食品衛生法の食品中に残留する農薬分析（いわゆるポジティブリスト制度）などがあげられる。GC-MS や LC-MS の普及により、多成分を一斉分析する手法が幅広く使用され、基準超過の有無の判断に用いられている。本発表では農作物の残留農薬の回収率の技術論文をもとに、回収率予測の機械学習モデルを作成し評価した結果を報告する。
15:10 – 15:25	休憩
15:25 – 17:00	食品分析（GC/MS、LC/MS）のデータ解析あれこれ アジレント・テクノロジー株式会社
17:00	配信終了
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