クラウド利用の多数のメリット
あらゆる規模のラボが、データ保存にクラウドモデルを利用しています。Amazon S3 などのクラウドストレージサービスにラボデータを転送することで、次のことが可能になります。
コストの最適化
必要な容量だけを購入
素早く簡単に拡張可能
サーバーの追加やアップグレードが不要
メンテナンスの必要性が低減
メンテナンスの大半はクラウドプロバイダーが対応
障害復旧を簡素化
他の作業に専念可能
Amazon S3 へのデータ保存:簡単かつ安全でコスト効率が高い
妥協が許されない安全性
Amazon S3 のネイティブセキュリティを、OpenLab Server および OpenLab ECM XT の厳格なセキュリティ機能で補完します。以下がその例です。
- Amazon S3 へのダイレクトコネクタは安全な通信プロトコルを使用し、OpenLab Server ファイルおよび OpenLab ECM XT ファイルから Amazon S3 への転送やその逆を行う際のファイルの完全性を保護・確保します。
- AWS を設定してファイルを暗号化してから転送できます。
Amazon S3 に保存されたファイルにアクセスできるのは、権限を持つユーザーだけです。
- いずれのアジレント製品の場合も、保存されているファイルに行った変更はすべて完全に追跡できるようになっています。
- いずれのアジレント製品も、また、Amazon S3 も、アクセスを管理・モニタリングするメカニズムを提供してデータの機密性を確保し、クラウドストレージへの不正アクセスを防ぎます。
大きなリスクを冒すことなく利用可能
つまり、アジレントは、安全性を何ら損なうことなく、クラウドストレージの利点を簡単に得られるようにしているのです。OpenLab Server も、OpenLab ECM XT も、Amazon S3 といったクラウドサービスのネイティブセキュリティ上に構築されるため、安心して移行できます。では、クラウドストレージに関するよくある疑問や懸念にアジレントがどう対処しているかご紹介しましょう。
遅延:特にアクティブデータを扱う場合、遅延が懸念されますが、どう対処していますか?
安全性に優れた新しい Cached Content Store が、ローカルサーバーに最近のコンテンツを保持することで、最適な性能を確保します。
障害回復:接続が断たれてしまった場合、どうなりますか? データはキャッシュに格納されるのでしょうか?
再試行がすべてうまくいかない場合、アップロードもできません。CDS をお使いの場合は、ファイルはクライアントのアップロードキューに入れられ、状況が改善すれば、アップロードされます。
ネットワーク帯域幅: 最適な性能に推奨される最小の帯域幅はどれくらいですか?
ローカルキャッシュの場合、信頼性が確保できれば、最小帯域幅に制限はありません。アジレントでは、250 ~ 300 mpbs で Amazon S3 のインターネット接続をテスト済みです。AWS に精通したお客様の場合、AWS Direct Connect を使っていることが多く、その場合、サービス内容合意書(SLA)に基づいてより高い帯域幅が保証されています。
クラウドストレージへの移行をぜひご検討ください
OpenLab Server および OpenLab ECM XT をすでにお使いの客様で有効な Amazon S3 アカウントをお持ちの場合は、さらに移行が簡単です。Agilent SubscribeNet からダウンロードするだけで、追加の費用は一切かかりません。
Amazon S3 アカウントをお持ちでない場合は、Amazon S3 のメインページで詳細をご確認いただき、お問い合わせください。