Agilent QuickProbe なら、錠剤や液体の組成を直接、迅速に分析し、ドラッグなどの規制対象物質の有無を判断できます。
このリアルタイムの分析手法により、試料を直接、またはわずかな前処理だけで GC/MS に導入し、化合物を同定できます。使いやすいプローブと Agilent GC/MS システムを組み合わせることで、自動ライブラリサーチによる高速データ分析が可能になります。
つまり、サンプルの組成をほぼ瞬時に確認できます。
QuickProbe テクノロジーに関する詳細をご確認いただけます。フォームを送信いただくとアクセスできます。
多くの法医学ラボは、増大する複雑なサンプルへの対応に追われています。QuickProbe を活用すれば、数十年にわたりラボに大きく貢献してきた GC/MS プラットフォームで、迅速かつ容易な直接サンプル分析が可能になります。
QuickProbe は、アジレントの革新的なサンプル導入技術を搭載し、Quick GC に取り付けられた注入口と短い分離カラムで、急速な加熱を実現します。Agilent GC/MS に標準搭載することが可能で、真空中のイオン化室でサンプルをイオン化して、四重極のマスフィルターで検出します。QuickProbe による処理は、既存の GC カラムに変更を加えることなく、1 分足らずで完了します。
GC によって混合物から目的の成分を分離し、MS 検出で検出した後に、NIST や Wiley などの EI ライブラリで化合物などを特定することが可能です。
アジレントは、サンプルの高速分析を実現するため、サンプルの種類ごとにプローブとプローブホルダをご用意しています。また、QuickProbe 注入口は、大きなサンプルの粒子などが Quick GC カラムを汚染しないようにタッチレスパッケージで保護された新設計のフリット付き専用ライナを採用しています。Fast GC 用の既製のカラムは 2 種類をご用意しています。カスタムカラムはオーダーメイドとなりますので、弊社担当者までお問い合わせください。
QuickProbe 技術は、テルアビブ大学の Aviv Amirav 教授により開発されました。次の記事をご覧ください。 "Open Probe Fast GC-MS: Combining Ambient Sampling, Ultra-Fast Separation, and In-Vacuum Ionization for Real-Time Analysis" by U. Keshet, T. Alon, A. B. Fialkov, and A. Amirav, in the Journal of Mass Spectrometry 52, 417-426 (2017).
本製品は法医学分野の実験用途での使用を想定しており、医薬品医療機器等法に基づく登録を行っておりません。