毒物アナライザと毒物アプリケーションキット

高速で正確かつ強力な
毒物分析ソリューション

法医学や捜査を主とする分野では、毒物分析の精度は非常に重要です。法医学的調査における毒物試験、競技者のドーピングテスト、麻薬のサンプル分析、事件現場での爆発性残留物の捜査、そのどれにおいてもその精度が、その後の人生や評判、競技者であれば選手生命を左右すると言っても過言ではありません。

40 年以上にわたり業界をリードしてきたアジレントなら、サンプル前処理から分析まで、毒物学アプリケーションで求められる厳しい基準を満たし、あらゆる分野の規制に適合した分析を実現できます。アジレントのアナライザとアプリケーションキットを使用すれば、機器の構成やメソッド開発を手早く済ませることができます。また、より多くの時間を分析対象物のスクリーニングにあて、法的に効力を持つ結果を引き出すことができます。

分析対象物が多数にのぼり、試験サンプルが複雑なために、メソッド開発のスタート地点が容易に定まらないこともあります。このような状況も、コンプライアンスを確保しながら、数千種類にもおよぶ物質の確認および定量可能なアジレントのハイスループットソリューションで解決できます。アジレントのパーソナル化合物データベースライブラリ (PCDL) では、試験およびバリデーション済みの結果を参照できるため、より効率よく分析を進めることができます。

専用のアナライザとアプリケーションキットを使用すれば、機器の構成とメソッド開発が完了した状態からスタートできます。機器のセットアップ時間を最小限に抑え、より多くの時間を複雑な化合物のスクリーニングに割くことができます。また、トリガー MRM データベースおよび MS/MS スペクトルライブラリでは、さらに詳細な情報が提供されるため、専門的な分析のメソッド開発に役立てることができます。

 
 Spotlight

ビデオ: LAT LUMTOX からの
お客様の声

毒物アナライザ関連資料

GC/MS アプリケーションノート:

LC/MS アプリケーションノート:

QTOF および TOF LC/MS アプリケーションノート:

検死分析に GC/MS 毒物アナライザを使用している LAT LUMTOX(フランスの法医学ラボ)から、お客様の声をご紹介します。

 
 GC/MS アナライザ

GC/MSD 法医学/毒物
アナライザ

法医学/毒物アナライザの詳細

GC/MSD 法医学/毒物アナライザは、Agilent 5977 シリーズ GC/MSD および 7890B GC システムをベースとしたユーザーフレンドリなシステムです。複雑なマトリックス中の多数のターゲット化合物をすべて 1 回の分析ですばやくスクリーニングし、定量できます。フルスキャン EI メソッドでは、ターゲット化合物、フルスペクトルによる定性、ライブラリの検索による非ターゲット化合物の同定など、スクリーニングにおける利点が多数もたらされます。

アジレントの GC/MSD 法医学/毒物アナライザの特長

  • より多くのターゲット化合物をスクリーニング
  • ターゲット化合物をマトリックス干渉と区別
  • サンプルあたりの分析時間を短縮
  • スクリーニングと定量データの確認を 10 分未満で実行
  • 設置直後から一貫性のある高品質の結果を生成
  • 窒素リン検出器(NPD)と組合せをすれば、MSD との連携により含窒素化合物の検出も可能

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GC/MS 法医学/毒物アナライザでは、デコンボリューションソフトウェアなどの新技術により、データ品質を高め、リソースの労力を軽減できます。

 
 LC/QQQ アプリケーションキット

LC/MS QQQ 用
アプリケーションキット

LC/QQQ 用アプリケーションキットの詳細

ターゲット化合物のスクリーニングメソッドをすばやく効率的に実装
アジレントの法医学/毒物トリガー MRM アプリケーションキット (G1734BA) を使用すれば、多くの場合、メソッド開発が完了した状態から作業を開始できます。スクリーニングメソッドの設定方法を示すわかりやすい例も含まれています。これらの例を特定のニーズに合わせてすばやく適応させることができます。

アプリケーションキットのその他の特長

  • 2500 種類以上の化合物を参照できる法医学/毒物トリガー MRM データベースライブラリ
    データベースに含まれる各化合物について、化合物名、MRM トランジション、フラグメントまたは電圧、およびコリジョンエネルギーを参照したり、リテンションタイムを追加することができます。これらの情報をもとに、法医学の対象分析物をすばやくスクリーニングできます。また、アジレントの包括的な法医学/毒物テスト混合物(日本では輸入できません)に含まれる 100 種類以上の化合物のトリガー MRM ライブラリスペクトルを参照することも可能です。
  • 試験済みの LC/MS メソッド
    トリガー MRM データベースで、世界中で日常的にモニタリングされている分析対象物の法医学スクリーニングメソッドを参照できます。

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試験済みのメソッドとトリガー MRM データベースを利用することにより、手作業による面倒なメソッド開発を最小限に抑えることができます。

 
 QTOF/TOF アプリケーションキット

TOF および Q-TOF 用
アプリケーションキット

QTOF 用アプリケーションキットの詳細

ターゲット化合物または非ターゲット化合物の幅広いスクリーニングを効率的に実行できます。また、スペクトル全体を保存できるため、過去にさかのぼってデータを再解析することも可能です。

アジレントの使いやすいアプリケーションキットでは、精密質量データベースが備える特異性と、高品質の精密質量 MS/MS スペクトルがもたらす確実性が 1 つのパーソナル化合物データベースライブラリ (PCDL) にまとめられています。

法医学/毒性化合物スクリーニングに TOF および QTOF 技術を使用することで、対象の質量範囲だけではなく、設定質量範囲内のすべてのスペクトルデータを保存できます。そのため、分析をやり直さなくても、後からいつでもデータを再解析してサンプルについてさらに調査できます。これは、法医学サンプルを少量しか利用できない場合に非常に有効です。

データベースライブラリ Broecker、Herre & Pragst PCDL は、Charité Universitaetsmedizin Berlin の Institute of Legal Medicine and Forensic Sciences の協力により開発されました。

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ターゲット化合物または非ターゲット化合物の幅広いスクリーニングを効率的に実行できます。また、スペクトル全体を保存できるため、過去にさかのぼってデータを再解析することも可能です。