石油/石油化学(HPI)系のラボでは、業界標準のメソッドの他にラボ内独自のメソッドも使用しており、これらのメソッドではクロマトグラフィーデータ分析ソフトウェアで多くの同じ機能が必要になります。
HPI クロマトグラフィー分析は、極めて具体的な結果を求めるエンジニアやプロセス技術者によく使用されています。それらの HPI メソッドでは、より複雑な分析から必要な結果だけを抽出するために専用の計算が必要になります。
Agilent OpenLAB Data Analysis でこうした計算を実施してプロセスまたは製品規格ごとに必要な数値を算出します。算出された数値は Agilent OpenLAB インテリジェントレポートにより要求されるデータを作成できます。事前定義された一連のテンプレートは製品に同梱されていますが、WYSIWYG ("What You See Is What You Get"の頭文字、今見ているディスプレイの表示内容と同じ印刷結果が得られる、という意味) を実現するレポートエディタを使えばテンプレート作成は簡単です。Microsoft Excel などの別のソフトウェアに結果をエクスポートしなくても、ドラッグ&ドロップ機能で簡単にレポートを作成できます。
さらに、強力なレポートエンジンにより、サンプルレベルデータまたはシーケンスから取得されたデータなど、どのようなデータセットからでも統計レポートを生成できます。クロマトグラム、バブルチャート、トレンドチャートなどのグラフィックスも組み込むことができます。たとえば、同じクロマトグラムを複数の表示方法で同じページに印刷したり、レポートパラメータを使用して内蔵のビジネスインテリジェンスを有効化し、合格/不合格の基準に基づいて規格外の値をマーキングすることができます。
条件付きフォーマットを使用して合格/不合格基準に基づき規格外となる値を簡単にマーキングし、この基準に従って結果を自動的に並べ替えることができます。
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