【テーマ】
Synthetic Biology 関連技術の紹介
Introducing key enabling technologies related to Synthetic Biology
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■招待講演
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培養細胞や動物におけるゲノム編集-基本原理と可能性
Genome editing in cultured cells and animals – basics and possibilities
山本 卓 先生(Takashi Yamamoto)
広島大学大学院理学研究科数理分子生命理学専攻
Department of Mathematical and Life Sciences, Graduate School of Science, Hiroshima University
<要旨>
近年、任意の配列に対して設計可能な人工ヌクレアーゼ (Zinc-finger nuclease (ZFN) や Transcription activator-like effector nuclease (TALEN)) を用いた遺伝子改変技術 (ゲノム編集技術) が開発され、生命科学の基礎から応用に至る様々な分野での利用が広がっている。さらに昨年、新規のゲノム編集技術として CRISPR/Cas システムが報告され、これまで標的遺伝子改変が困難であった動物や植物、微生物におけるゲノム編集が競って進められている。ゲノム編集は、人工ヌクレアーゼあるいは CRISPR/Cas システムを細胞や受精卵に導入するだけで変異導入が可能であること、ドナーベクターを利用することで塩基レベルから染色体レベルの改変も可能であることから、次世代の遺伝子改変技術として期待されている。 本セミナーでは、ZFN から TALEN、そして CRISPR/Cas へと展開してきたゲノム編集技術研究の進展を紹介し、今後のこの技術の可能性について議論する。
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■製品紹介
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アジレントが提供する新しいSynthetic Biology関連製品の紹介
~大規模なタンパク質の変異導入キット 、ゲノム編集用ツール~
Agilent offers new products related to synthetic biology
-Large scale protein mutagenesis, genome editing tool-
田谷 敏貴(Toshiki Taya)
アジレント・テクノロジー
Agilent Technologies