この度、アジレント・ライフサイエンス協働研究所(Life Science Square = LS2)は、種々の最先端分析機器を設置し、幅広いアプリケーション開発研究を強力に支援・推進できる体制を整えました。
近年のライフサイエンス研究の方向性として、「Single Cell Biology」が重要な研究領域の一つとして注目されています。 このことは、分析化学の観点からみれば、超微量分析への挑戦が必要であることを意味しています。
LS2に導入したトリプル四重極型質量分析計は、世界最高感度の定量性を有する装置であり、従来、観測できなかった事象を明らかにすることが期待されます。 また、イオンモビリティーQTOF質量分析計は、イオンモビリティー分解能において高分解能を有する装置であり、多成分系の分析において夾雑物質の影響により観測できなかった分子の可視化を可能とします。 更には、以前より運用しているX線結晶構造解析技術により、解析の迅速化および微細結晶解析を実現しています。 このような最新の分析技術に加え、迅速な部位特異的変異導入法を用いる蛋白質の発現システムは、種々の分析技術による構造解析によって、蛋白質の詳細な機能解析を可能にします。
本セミナーでは、幅広い共同研究を推進するために、LS2において提供可能な技術を紹介します。
セミナーへのお越しをお待ち申し上げております。
時間 | 講演内容 |
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12:30 | 受付開始 |
13:00 ~ 13:30 | アジレント・ライフサイエンス協働研究所(LS2)の紹介 福田宏之(アジレント・テクノロジー株式会社 LS2所長 産学連携本部・特任教授) |
13:30 ~ 14:20 | 基調講演:蛋白質解析技術の将来像 高尾敏文(大阪大学蛋白質研究所 教授) |
14:20 ~ 14:30 | 休憩 |
14:30 ~ 15:10 | 狙った領域を大規模に変異導入、新次元蛋白質変異導入システムの紹介 ―QuikChange HT Protein Engineering System- 安藤候平(アジレント・テクノロジー株式会社) |
15:10 ~ 15:50 | LC/MSによる超高感度分析と3次元分離による精密解析への挑戦 林明生(アジレント・テクノロジー株式会社) |
15:50 ~ 16:30 | X線結晶構造解析 -インハウス解析の可能性- 佐藤孝(アジレント・テクノロジー株式会社) |
16:30 ~ 16:40 | 閉会の挨拶 合田豊治(アジレント・テクノロジー株式会社 代表取締役社長) |
16:40 ~ | ラボ見学ツアー |
アジレント・テクノロジー株式会社マーケティングサービス部セミナー担当
電話:0120-477-111 FAX:0120-560-320 e-mail:lsca_seminar@agilent.com