温度性能試験
以下の表では、環境を制御されたチャンバに置かれたポンプ内および周囲のさまざまな場所で計測した温度を示しています。ポンプは静音ボックス内に設置しました。チャンバ温度は 35 および 40℃ に設定し、2 回の実験のいずれでも同じ場所で温度を計測しました。 もっとも重要な温度は、ポンプ内部の温度を示すポンプオイルの温度です。ここで紹介するデータから、静音ボックスを使うと、オイルの温度が低くなることがわかります。各加熱実験では、静音ボックスを用いた場合のポンプオイルの温度は、参照実験のポンプオイルが到達した 69.5℃ を大きく下回っています。
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ポンプオイル |
ポンプ正面 |
ポンプ上部 |
ポンプ側面 |
チャンバ温度 @ 40℃ |
69.5 |
56.2 |
58.9 |
61.1 |
チャンバ温度 @ 35℃ |
65.1 |
50.5 |
53.8 |
57.5 |
静音ボックス @ 35℃ |
64.3 |
50.0 |
52.5 |
55.8 |
静音ボックスとチャンバ温度 40℃ の場合との差 |
-5.1 |
-6.2 |
-6.3 |
-5.4 |
静音ボックスとチャンバ温度 35℃ の場合との差 |
-0.7 |
-0.5 |
-1.2 |
-1.7 |
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ノイズ性能試験
「環境試験マニュアル」で規定されているアジレントの「音響試験手順」に従い、ノイズ試験を実施しました。バックグラウンドの音圧レベル (SPL) がわずか 38.1 dB の静かな部屋で、三脚に設置したタイプ 2250 B&K ハンドヘルドメーターを用いて、ノイズを計測しました。9 つの規定場所で、ポンプから 1.0 m または 1.5 m の固定距離で SPL を計測しました。場所固有の減少幅は 3.2dB~8.4dB でした。
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ポンプのタイプ |
ポンプのみ |
静音ボックス使用 |
温度 |
エドワーズ |
61.0 |
56.0 |
5.1 |
ファイファー |
59.6 |
54.6 |
5.0 |
アジレント |
58.4 |
51.7 |
6.7 |
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