OpenLab CDS EZChrom Edition ソフトウェアは、単一の機器をコントロールする単一ユーザのラボから、数百もの機器を扱う複数ユーザ、複数拠点のラボまで、あらゆるクロマトグラフィラボのニーズに応えられるように、独自に設計されています。また、OpenLab ECM に簡単に接続し、Web ベースでアクセスできる安全なデータレポジトリに、恒久的にデータを保存することも可能です。
OpenLab CDS EZChrom Edition のすべてのバージョンは、共通のユーザインターフェースのほか、データおよびメソッドファイルの共通フォーマットも備えているため、初期導入の規模にかかわらず、ラボの成長に合わせてシームレスに OpenLab CDS EZChrom Edition を拡張することができます。コストのかかるユーザの再トレーニングやメソッドの再バリデーションは不要です。
OpenLab CDS EZChrom Edition ワークステーション
個々の PC ユーザの使用に適した OpenLab CDS EZChrom Edition ワークステーションは、単一のコンピューターで稼動する機能完備のクロマトデータシステムです。独立した機器グループをコントロールするユーザに最適で、最大 4 台の LC および GC 機器のコントロールやデータ処理に完全に対応することができます。各 OpenLab CDS EZChrom Edition ワークステーションは、マルチベンダ機器コントロール、高度なレポート作成といった OpenLab CDS EZChrom Edition の機能を完全に備え、21CFR パート 11 コンプライアンスにも対応しています。
OpenLab CDS EZChrom Edition クライアント/サーバー
中規模から大規模のクロマトグラフィラボに適した OpenLab CDS EZChrom Edition クライアント/サーバは、クライアント/サーバ環境に特有の機能を備え、最先端のクロマトグラフィデータシステムプラットフォームのあらゆる利点を提供します。
アジレント独自の機器コントローラ (AIC) をつうじて、権限を与えられたあらゆるクライアントステーションから、クライアント/サーバネットワーク上のすべてのクロマトグラフィにアクセスできます。ネットワーク上のあらゆる場所から、あらゆる機器のデータに安全にアクセスし、データを共有できるので、ラボ全体の効率が向上します。PC ワークステーションは、任意の場所に設置できます。機器グループの隣に配し、ローカルコントロールを可能にすることも、デスクエリアの PC からシステムにリモートアクセスすることも可能です。クライアント/サーバ環境では、権限のある各クライアントがネットワーク上のあらゆる機器にアクセスできるため、リアルタイムのモニタリングや各機器のコントロールが可能です。
Citrix Metaframe XP 環境の OpenLab CDS
規制の対象となる多くのラボでは、Citrix Metaframe システムによりソフトウェアアプリケーションを配備しています。OpenLab CDS EZChrom Edition は Citrix Metaframe XP 環境下での動作がテストされ、バリデーションが実施されています。この構成では、ネットワーク全体に渡って OpenLab CDS EZChrom Edition を「シンクライアント」ワークステーションの Citrix ICA クライアントとして動作させることが可能です。各クライアント PC にソフトウェアをインストールする必要はありません。これらのクライアントステーションでは、中央管理やバージョン管理などをおこなうことができるので、クライアントバリデーションのコストを大幅に削減できます。