カスタムマイクロアレイ eArray のデータベースには 2,800万以上の CGH用プローブおよび約65,000 の SNP用プローブを蓄積。その中から解像度や標的領域 など自由に設定してプローブを選択し、1x1M、1x244K、2x400K、2x105K、4x180K、4x44K、8x60K、8x15K のいずれかのフォーマット※でカスタムアレイを作成可能。(1枚からオーダー可能) ※CGH+SNP カスタムマイクロアレイは 1x1M、2x400K、4x180K、 8x60Kのみ
アレイ CGH とは CGH とは比較ゲノムハイブリッド形成 (Comparative Genomic Hybridization) 法を表し、DNA コピー数変化を全ゲノムを対象に調べるための効率的な方法です。
■ CGH原理 被検査試料 (患者からの血液や組織、細胞など) および参照試料 (市販もしくは個人からの正常 DNA など) からゲノム DNA を精製し、それぞれ Cyanin 3、Cyanine 5 で標識後 (1)、マイクロアレイに競合ハイブリダイゼーションします (2)。マイクロアレイ上には公的データベースのゲノム由来の配列構造をもつ 60塩基のオリゴプローブが搭載されており、相補的な配列構造を持つ標識 DNA がそれぞれのオリゴプローブにハイブリダイズします(3)。
■ ゲノムコピー数変化領域の検出(データ解析) 各 60mer プローブから得られる Log2 (Cyanine 5/Cyanine3 比) の値と、その染色体位置情報をもとに、解析を行います。 Agilent Genomic Workbench ソフトウェア ・CytoGenomics ソフトウェアを使うと、データの可視化、およびアルゴリズムによるコピー数変化を生じたゲノム領域の検出が可能です。その領域に含まれる遺伝子をtextとして出力したり、画面上でUCSCゲノムブラウザにリンクさせることも容易です。
Agilent Genomic Workbench と CytoGenomics の特徴比較、CGH・CGH+SNP マイクロアレイ原理および実験の流れはこちら
アジレント CGH・CGH+SNP マイクロアレイのための試薬 アジレント CGH・CGH+SNP マイクロアレイのためにバリデートされたSureTag Complete DNA Labeling Kit ・SureTag DNA Labeling Kit もしくは Genomic DNA Enzymatic Labeling Kit を用いることにより 500ng のゲノムDNA(血液・細胞・組織から調製)から検出可能です。 SureTag (Complete) DNA Labeling Kit を用いた実験に必要なものおよびプロトコルは、下記酵素法(ダイレクト法) のものをご参照ください。
プロトコルなど ■ CGH マイクロアレイ 必要なものリスト ■ CGH マイクロアレイ 実験操作プロトコル ※ユーザ名、パスワードにつきましては email_japan@agilent.com (電話 0120-477-111) (平日 9:00-18:00) までお問い合わせください。
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