ニュースリリース 2010年1月12日付

PRCA08049

アジレントが温室効果ガス用アナライザを発表

 カリフォルニア州サンタクララ、2010 年 1 月 12 日 -- Agilent Technologies Inc. (NYSE : A) は本日、大気サンプル中のメタン (CH4)、二酸化炭素 (CO2)、および亜酸化窒素 (N2O) を同時に分析するための 2 種類の 温室効果ガス (Greenhouse Gases : GHG) アナライザの提供開始を発表しました。これらのアナライザは、サンプルにCH4、N2O、および CO2 が含まれている土壌ガス分析や植物呼吸調査にも使用できます。どちらのアナライザも、六フッ化硫黄 (SF6) も検出できるように簡単に拡張できます。


Agilent GHG アナライザの中核は、先進的な Agilent 7890A ガスクロマトグラフです。このアナライザは、マルチバルブ、マイクロ ECD、メタナイザ FID の組み合わせで構成されており、1 回の注入で温室効果ガスを同時に分析し、高い感度と優れた再現性が反映された分析結果が得られます。Agilent キャピラリフローテクノロジーに基づく使いやすいユニオンを採用し、バルブとマイクロ ECD の接続において、ピーク形状を含むクロマトグラフィ性能を改善します。


「アナライザは工場で構成およびプレテスト済みであり、面倒な手作業のメソッド開発が不要になります」と、アジレントの副社長兼ガスクロマトグラフィシステムおよびワークフローオートメーション部門ジェネラルマネージャの Shanya Kane 氏は述べています。「アナライザには、ユーザーマニュアル、アプリケーションノート、Agilent ChemStation メソッドが納められた CD-ROM、すばやく簡単に起動できるようにするためのチェックアウト結果など、分析のメソッドと豊富ななドキュメント類が含まれています」


二酸化炭素、メタン、および亜酸化窒素は、地球大気中の主要な温室効果ガスと呼ばれています。これらのガスは、大気中の熱を捕らえ、地球の気温に影響を与えます。これらのガスを継続的に測定することで、温室効果ガスの放出傾向を追跡するのに有意義な情報が得られ、気候の変化に対する取り組みに役立ちます。2010 年 1 月 1 日から、米国環境保護庁は、温暖化ガスを大量に放出している企業に対し、新たな報告システムに基づいて温室効果ガスデータを収集するよう要求しています。

「Agilent 7890A ガスクロマトグラフ」についての詳細情報は以下のウェブサイトでご覧いただけます。
www.agilent.com/chem/gc:jp


アジレント・テクノロジーについて

アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、コミュニケーション、エレクトロニクス、ライフサイエンス、化学分析市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。17,000名の従業員を擁し、110カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2009年度、45億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp