カラムモジュールをドアのスロットに接続するために必要なのがトランスファーラインモジュールです。トランスファーラインモジュールには、カラムアセンブリからオーブン内部に伸びる温度制御チューブを通る、キャピラリカラムのための温度制御パスが用意されています。キャピラリカラムの端をこれらのチューブに通し、カラムモジュールをトランスファーラインモジュールに差し込んで、2つのねじで取り付けるシンプルな構造です。キャピラリカラムの端はブラケット内のクロマトグラフィユニオンに取り付けます。このブラケットはトランスファーラインモジュールのオーブン側に接続されています。これらのユニオンには、再使用可能なフェラルと再使用不可能なフェラルの両方が使用できます。すばやく容易に接続でき、ツールも必要ありません。トランスファーラインを使用したモジュール交換に便利なように、研究開発などのラボのアプリケーションには、再使用可能なフェラルをお勧めします。フェラルの選択および推奨事項に関する詳細情報については、FAQセクション(※英語のFAQです。日本語は追って掲載します。)を参照してください。
トランスファーラインには、3インチ(小)と5インチ(標準)のサイズがあり、カラムモジュールのサイズと一致する必要があります。カラムモジュールの使用時には、1つのモジュールに1つのトランスファーラインが必要です。カラムモジュールは、再使用可能なフェラルを使用してトランスファーラインモジュールから容易に取り外すことができます。このフェラルにより、別のカラムモジュールでトランスファーラインを再使用できます。