Pub.No. LC-MS-202107TK-001
LC/QTOF-MS による河川底質中 SCCPs の分析条件を確立したので紹介します。イオン源に Dual AJS-ESI を用い,各化合物の脱プロトン化分子 (M-H)- または酢酸付加体 (M+CH3COO)- をモニターする事で他の同族体の質量干渉を低減し測定が可能です。しかしながら、底質中では中鎖塩素化パラフィン (MCCPs) が SCCPs と比較して大量に存在することから,その質量干渉も考慮する必要があります。そこで、全ての SCCPs に対し脱プロトン化分子 (M-H)- のみをモニターすることにより、底質中 MCCPs の質量干渉を受けることなく SCCPs 測定が可能となりました。本アプリケーションノートでは多摩川,江戸川及び荒川の底質中 SCCPs の結果について報告します。
分野 | 環境 |
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キーワード | 短鎖塩素化パラフィン(SCCPs)、Agilent 6546 LC/QTOF、河川底質 |
掲載年月 | 2021/07 |
ページ数 | 4ページ (PDFファイルサイズ 1.00MB) |