Pub.No. LC-201810KG-001
2 種類以上のモノマーやブロックポリマーから合成された共重合体の特性解析において、GPC による分子量情報と GPEC (gradient polymer elution chromatography) による化学組成の情報は重要です。GPC で使用する溶媒の多くは GPEC では溶出力が強いため、GPC と GPEC をオンラインで接続する 2D-LC 測定を行うことは容易ではありません。
そのため、GPC でターゲットのピークを分取後、溶媒を除去し GPEC を行う方法や、1 次元目; GPEC 2 次元目; GPC のコンプリヘンシブ 2D-LC が行われてきました1。しかし、ピークの分取 → 溶媒除去 → GPC はマニュアルによる作業で手間がかかります2。一方、GPEC → GPC のコンプリヘンシブ 2D-LC では、超高速 GPC が必要となり、使用可能なカラムや分離度の制限があります。
このアプリケーションノートでは、従来の問題を解決する手法として Active Solvent Modulation (ASM) バルブを用いたハイレゾリューションサンプリング (HRS) 2D-LC によるホモポリマーとブロックコポリマーの分析を紹介します。
分野 | 材料試験・研究 |
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キーワード | 2D-LC、ハートカット、GPC、GPEC、共重合体システム |
掲載年月 | 2018/10 |
ページ数 | 4ページ (PDFファイルサイズ 1.00MB) |