Pub.No. GCMS-201203TW-001
7696A サンプル前処理ワークベンチを用いて、化成品中における有機スズ化合物 (DBT、TBT、DOT、TPT) の誘導体化の前処理を自動化する検討を行いました。誘導体化で用いる各溶液の容量は、オリジナルの 1/5 にスケールダウンしました。自動前処理における検量線の直線性および最低濃度標準液の前処理を含めた再現性は、全化合物で良好な値が得られました。また、実試料においても、全化合物のピークを検出できました。このことから、7696A サンプル前処理ワークベンチを用いれば、化成品中における有機スズ化合物の自動前処理を精度良く行うことが可能であることがわかりました。自動前処理では、前処理にかかる時間の節約、人為的誤差の減少、溶媒にかかるコストの削減などのメリットがあります。本測定には、7000B トリプル四重極 GC/MS を用いました。
更新日 : 2021年 7月
掲載日 : 2014年 7月
分野 | 材料試験・研究 |
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キーワード | 7696A サンプル前処理ワークベンチ、有機スズ、誘導体化、化成品 |
掲載年月 | 2014/03 |
ページ数 | 2ページ (PDFファイルサイズ 662kB) |