Pub.No. GC-MS-201512OS-001
リテンションタイムロッキング (RTL) を用いることにより、カラム長さや検出器などといった装置構成が異なっていても、リテンションタイムを高い精度で再現し、一致させることができます。異なるサイトで得られたデータや GC/FID と GC/MS のデータ等の比較が容易となります。また、積分条件、SIM 条件、MRM 条件といったタイムイベントの変更及び検量線用の化合物テーブルのリテンションタイムの更新も必要なくなり、作業を省力化することができます。更に、RTL を使用することで、各種RTLデータベースを用いたクロマトグラム上のピークの同定の信頼性が向上します。
分野 | 材料試験・研究、食品および飲料検査、環境、法医学、エネルギー&石油 |
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キーワード | リテンションタイムロッキング(RTL)、ライブラリ、香料、残留溶媒、ヘッドスペースサンプラ、FID、MSD |
掲載年月 | 2015/12 |
ページ数 | 3ページ (PDFファイルサイズ 551kB) |
RTL を用いたメロン香料の分析例
(a)オリジナル, 圧力: 26.7 psi
(b)新しいカラム(RTL なし), 圧力: 26.7 psi
(c)新しいカラム(RTL あり), 圧力: 27.7 psi