不活性 V-groove ネブライザを用いた高 TDS サンプルの分析における装置の堅牢性の向上

Pub.No. 5994-8064JAJP

ICP-OES によるリチウムイオン電池ブラックマスリサイクル材料の元素分析

本研究では、Agilent 不活性 V-groove ネブライザを搭載した Agilent 5900 SVDV ICP-OES が、ブラックマス（BM）サンプルの酸分解物の多元素分析に有効であることを明らかにします。この新しいネブライザにより、最大 30 % の総溶解固形分と最大サイズ 350 μm の懸濁粒子を含む、未ろ過サンプルのルーチン分析が可能になります。このシステムは、16 時間にわたる卓越した長期安定性と優れた添加回収率を示しました。さらに、V-groove ネブライザは、3 週間にわたり詰まりを引き起こさずに動作し、高い真度と精度を維持しながら、メンテナンスの必要性を低減しました。このメソッドは、未ろ過サンプル分解物中の主要な分析対象物を直接分析する信頼性の高いソリューションを BM メーカーに提供することにより、使用済みリチウムイオン電池から貴重な金属を回収する取り組みをサポートします。

分野	エネルギーと化学、材料試験と研究
キーワード	v-groove nebulizer; nebulizer; black mass; recycling; battery; suspended particles
掲載年月	2025/04
ページ数	9ページ （PDFファイルサイズ 497kB）

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