Pub.No. 5994-7901JAJP
抗体医薬品はその高い選択性により、新たな医薬品モダリティとして注目されています。抗体の品質特性解析の一つに電荷変異体の分析がありますが、これはイオン交換クロマトグラフィーを使用するため、分取した画分に対して酵素消化を行い、ペプチドマッピングを実行するためにはバッファー置換などの煩雑な作業を必要とします。本アプリケーションノートでは、2 次元 LC/MS(2D-LC/MS)を拡張したモノクローナル抗体の Multi Attribute Method(MAM)ソリューションを紹介します。1 次元目(1D)でイオン交換クロマトグラフィーによる抗体の Charge variants の分離、2 次元目(2D)で C18 カートリッジにより画分をトラップしてサンプル溶媒の脱塩と還元サブユニット化をし、3 次元目(3D)で酵素を固定化したカラムにより断片化を行い、4 次元目(4D)に逆相クロマトグラフィーによるペプチドマッピングと MS 検出を組み合わせました。
分野 | バイオ医薬品および医薬品 |
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キーワード | 抗体医薬品; 電荷変異体; MAM; mAb; LC/MS; ペプチドマッピング; 酵素消化 |
掲載年月 | 2024/11 |
ページ数 | 6ページ (PDFファイルサイズ 2.32MB) |