Pub.No. 5994-7506JAJP
アミノ酸配列の正確な決定は、タンパク質の構造と機能を理解するために極めて重要です。しかし、ロイシン(Leu)とイソロイシン(Ile)は位置異性体であり、従来の衝突ベースのフラグメンテーション技術では識別できないため、それらの区別は困難です。電子ベースのフラグメンテーションは、Leu/Ile と、アスパラギン酸(Asp)やイソアスパラギン酸(isoAsp)など、他の同重体残基とを区別するのに使用可能な側鎖フラグメントを生成する有望なソリューションです。このアプリケーションノートでは、電子捕獲解離用の ExD セルを備えた Agilent 6545XT AdvanceBio LC/Q-TOF システムを使用して、ペプチドおよびインタクトタンパク質内の同重体残基を同定する方法を説明します。Agilent ExDViewer ソフトウェアの使用により、Q-TOF データセット内の側鎖のフラグメンテーションを直感的に分析することが可能となり、同重体アミノ酸を識別する能力が向上します。
分野 | バイオ医薬品および医薬品 |
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キーワード | amino acid isomers; electron capture dissociation; ecd; 6545xt advancebio lc/q-tof |
掲載年月 | 2024/09 |
ページ数 | 8ページ (PDFファイルサイズ 1.20MB) |