Pub.No. 5994-7365JAJP
ロングリードシーケンシングは近年精度やスループットが向上し、Telomere-to-Telomere(T2T)コンソーシアムによる完全ヒトゲノムの解読にも貢献し、Method of the year 2022 に選ばれるなど注目を集めています。この技術においても、解析を行いたい領域のみをシーケンシング前に濃縮するターゲットエンリッチメントの手法は、コストパフォーマンスを改善し、スループットを大幅に向上できるものと考えられます。本アプリケーションノートでは、アジレント・テクノロジー社のSureSelect XT HS2 target enrichment system のプロトコルを一部改変することで、ロングリードシーケンシング向けのターゲットエンリッチメントが可能なことをお示しします。この改変されたメソッドにより、ターゲットエンリッ チメントを行った5 kb 程度のインサート長のライブラリを得ることが可能で、ナノポアシーケンシングの結果、良好なオンターゲット率、ターゲットカバレッジが得られました。
分野 | ゲノミクス |
---|---|
キーワード | SureSelect XT HS2、 target enrichment、 long read sequence、 ロングリードシーケンス、 ターゲットエンリッチメント、 DNA断片化、 プレキャプチャー、 ハイブリダイゼーション、 Pre-Capture、 Hybridization |
掲載年月 | 2024/05 |
ページ数 | 10ページ (PDFファイルサイズ 666kB) |