LC/Q-TOF システムによる食用油のキャラクタリゼーション:椿油と山茶花油の比較

Pub.No. 5994-7362JAJP

Agilent 6546 LC/Q-TOF システムを用いた椿油のキャラクタリゼーション

椿油は、遊離脂肪酸を含めてオレイン酸を多く含む植物油であり古くから髪油として使用されてきました。最近では健康志向の高まりからオレイン酸を多く含む椿油は食用にも使用されています。一般に呼ばれる広義の椿油は、狭義の椿油(ヤブツバキの種子油)、山茶花油(ユチャの種子油)および茶実油(チャノキの種子油)、またはそれらのブレンド油です。一般に市販されている椿油は整髪用、食用ともに種子油が正確に記載されていない場合があります。従って、種子油を識別するのは偽装防止と生産者 保護の観点から重要です。そこで今回、ヤブツバキの種子油である椿油とユチャの種子油である山茶花油について、高分解能質量分析計である四重極飛行時間型 Agilent 6546 LC/Q-TOF(LC/Q-TOF) を使用し、脂質成分を含めて成分比較を行いました。

分野 食品および飲料検査
キーワード 椿油; 山茶花油; オレイン酸; カメリアゲニン; LC/Q-TOF; LC/MS; 四重極飛行時間型  
掲載年月 2024/05
ページ数 5ページ (PDFファイルサイズ 924kB)

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