Pub.No. 5994-6912JAJP
昨今のヘリウム供給不足を受け、環境庁告示 59 号別表 2 付表 6 シマジン・チオベンカルブのガスクロマトグラフ質量分析法においてキャリアガスとして水素も使用ができるように改定されました。本アプリケーションノートでは水素キャリアガスを用いたシマジンおよびチオベンカルブの GC/MS 分析を検討した結果を示しました。従来のエクストラクタイオン源および水素キャリアガス用の HydroInert イオン源の両方について評価しました。両方のイオン源において、検出感度、検量線の直線性、併行精度について良好な結果が得られ、水素キャリアガスを問題なく適用できることが示されました。水素キャリアガスのスキャン測定によって得られたチオベンカルブのマススペクトルは、NIST ライブラリのものと比較して m/z 91 の比率が高くなる現象が見られましたが、HydroInert イオン源を使用することで、この現象を抑制することができました。
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分野 | 環境 |
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キーワード | シマジン; チオベンカルブ; GC/MS; 環境分析; 用水; 排水; 揮発性有機化合物; ヘリウム; 水素; キャリアガス |
掲載年月 | 2023/11 |
ページ数 | 4ページ (PDFファイルサイズ 870kB) |