Pub.No. 5994-6589JAJP
持続的に使用できる GC・GC/MS のキャリアガスとして水素への関心が高まっています。ヘリウムと異なり水素には製造方法が複数あり、安定した入手が望めます。また、これまでヘリウムで行っていた分析が水素で代替可能と分かれば、キャリアガスの選択肢が増え、分析法としての堅牢性が向上します。そこで、Agilent 8890 GC/5977B MSD システムにおいて水素キャリアガスを用い、食用油脂中の2-/3-モノクロロ-1,2-プロパンジオール脂肪酸エステル(2/3-MCPD-Es)およびグリシドール脂肪酸エステル(G-Es)の分析法を検討しました。その結果得られた分析メソッドを標準試料とオリーブオイル・米油に適用したところ、いずれの化合物においても定量値の相対標準偏差(RSD)は 2 % 以内(n = 6)で良好な再現性が示されました。
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分野 | 食品および飲料検査、環境 |
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キーワード | GC; GC/MS; 食品分析; 3-MCPD; 食用油脂; 水素キャリアガス; ヘリウム; ガスクロマトグラフ |
掲載年月 | 2023/08 |
ページ数 | 4ページ (PDFファイルサイズ 621kB) |