Pub.No. 5994-6435JAJP
一般に短鎖や中鎖の脂肪酸(カルボン酸)は誘導体化することで GC/FID または GC/MS で測定することができます。一方 HPLC で分析を行う場合には、短鎖脂肪酸は親水性が高いため通常の逆相系での保持が困難であり、また UV 検出では選択性が低いため直接分析が困難です。LC/MS で分析する場合にも一般的には誘導体化が必要とされます。
本アプリケーションノートでは C3 から C8 の直鎖カルボン酸を誘導体化せず、LC/ESI-MS で高感度に分析する方法を検討しました。親水性化合物の保持に優れたカラムと、比較的熱の影響を与えにくい構造のアジレントの ESI イオン源を用いて条件を構築しました。
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分野 | 材料試験・研究 |
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キーワード | 短鎖脂肪酸; 中鎖脂肪酸; モノカルボン酸; 揮発性化合物; 有機酸; LC/MS; 誘導体化不要 |
掲載年月 | 2023/07 |
ページ数 | 4ページ (PDFファイルサイズ 701kB) |