Pub.No. 5994-6055JAJP
農産物中の残留農薬の分析には植物由来の色素の除去が不可欠で、グラファイトカーボンを充填した固相抽出カラムが日本の厚生労働省の通知法を始めとした分析法で採用されています。しかし、グラファイトカーボンにはベンゼン環など平面構造を有する農薬が吸着して回収率が低下するという問題点があります。
アジレントが開発した Carbon S 充填剤は、従来型のグラファイトカーボンと同等の色素除去能力を有する一方で、平面構造を持った農薬の回収率を改善した製品です。本研究では GC/MS で分析する農薬を対象として Carbon S を充填した固相抽出カラムと従来型のグラファイトカーボンを充填した固相抽出カラムで処理した場合の回収率を比較し、9 種類の農薬について回収率の改善を確認しました。
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分野 | 食品および飲料検査 |
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キーワード | 固相抽出; Carbon S; 平面構造農薬; GC/MS; 農薬分析; 回収率; 色素除去; graphitized Carbon; Carbon S; planner pesticides |
掲載年月 | 2023/05 |
ページ数 | 7ページ (PDFファイルサイズ 577kB) |