Pub.No. 5994-5475JAJP
充電式リチウムイオン(Li-ion)電池(LIB)は、現代の生活の重要な一部となっており、欠かせないものとなっています。LIB は、スマートフォンや時計から埋め込み型医療機器、電気自動車(EV)、さらに NASA の宇宙飛行士の宇宙服の生命維持システムまで、あらゆるものに電力を供給しています。LIB メーカーは、より容量が大きく充電サイクルの高速な電池開発に取り組んでおり、グラファイトアノードの性能は重要な研究分野の一つです。その結果、グラファイトアノード原料の純度は慎重に検討されています。
グラファイトおよびグラファイトベースのアノード材料の特性解析を行う代替分析技法として、ICP-OES よりも検出限界が数桁低い ICP 質量分析法(ICP-MS)が検討されています。ICP-MS は、ほぼすべての元素に対して低い検出限界を提供するため、現在の標準メソッドで指定されている元素だけでなく、はるかに広範囲の汚染物質の特性解析に使用できます。本検討では、グラファイト材料中の合計 45 種類の元素を ICP-MS によって測定しました。
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分野 | 材料試験・研究、エネルギー&石油 |
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キーワード | リチウムイオン電池、微量元素分析、battery anode analysis; graphite using ICP-MS; battery graphite metals analysis |
掲載年月 | 2023/04 |
ページ数 | 12ページ (PDFファイルサイズ 758kB) |