Pub.No. 5994-5050JAJP
このアプリケーションノートでは、トマトとケールの平面構造を持つ残留農薬を対象とした多成分残留分析メソッドの検証について紹介します。このメソッドでは、Agilent Bond Elut QuEChERS EN 法抽出キットを使用して抽出した後、Carbon S を使用した Bond Elut QuEChERS 高色素分散 SPE キット(EN 法相当)でクリーンアップし、Agilent 7010C トリプル四重極 GC/MS システム(GC/TQ)を使用して GC/MS/MS 分析を行います。Agilent Carbon S は、効率的かつ選択性の高いマトリックス色素除去ができる高度なハイブリッドカーボン充填剤であり、特に平面構造を持つ農薬など、影響を受けやすい化合物の場合、ターゲットとの望ましくない相互作用を大幅に低減します。農薬の 85 % 以上が、70 ~ 130 % の回収率、RSD <30 % で同定されたという結果が得られました。EN 法色素 含有サンプル用 dSPE キットに含まれる従来のグラファイトカーボンブラック(GCB)と比較して、Carbon S はこれらの影響を受けやすい農薬に対して同等以上の回収率を実現しました。
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分野 | 食品および飲料検査 |
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キーワード | Bond Elut QuEChERS High Pigment dispersive SPE kit、 Carbon S、 dSPE、 pesticide analysis、 cleanup |
掲載年月 | 2022/09 |
ページ数 | 8ページ (PDFファイルサイズ 638kB) |