Pub.No. 5994-4453JAJP
本報ではパイロライザーとフローモジュレータを組み合わせた Py-GC × GC/MS システムによりポリプロピレン( PP )とポリエチレン( PE )の劣化評価を行いました。その結果、熱処理を行った PP と PE から、通常の Py-GC/MS では検出することができなかった劣化構造に由来する熱分解生成物を検出することができました。また、その生成量は熱処理温度と相関性が認められ、再現性も RSD 値で約 10 % となり定量的な評価が可能でした。この結果より、フローモジュレータを用いた Py-GC × GC/MS はポリマーの劣化評価に有用な手法であることが分かりました。
(旧番号:GC-MS-202111HO-001)
分野 | 材料試験・研究 |
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キーワード | GC × GC、ポリマー、劣化、熱分解 |
掲載年月 | 2021/11 |
ページ数 | 8ページ (PDFファイルサイズ 1.61MB) |