Pub.No. 5994-2949JAJP
ヒト血清およびヒト血漿中のヒドロキシクロロキン(HCQ)とその 3 種類の代謝物を定量分析するための、堅牢性の高い固有の高感度メソッドを開発および検証しました。ヒト血清またはヒト血漿のサンプル(100 μL)をタンパク変性沈殿処理によって前処理し、Agilent Captiva EMR-Lipid クリーンアップを実行してから LC/MS/MS で分析しました。このアッセイでは、4 種類の分析対象物すべてについて、検量線のダイナミックレンジが 0.4 ~ 100 ng/mL となり、相関係数 R2 は 0.99 を超えました。 1 ng/mL、10 ng/mL、100 ng/mL の 3 つのスパイクレベルでメソッド定量を検証した結果、ヒト血清とヒト血漿でいずれも真度が 100 ±15 % 以内、精度 CV <15 % となりました。このメソッドは、ヒト血液マトリックス中のHCQ および代謝物の新しい定量アプリケーション向けの信頼性の高いソリューションとなります。
分野 | 臨床研究 |
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キーワード | Captiva EMR-Lipid、 Hydroxychloroquine and Metabolites、 LC-QQQ、 method development、 ZORBAX Eclipse XDB-C8 |
掲載年月 | 2021/03 |
ページ数 | 10ページ (PDFファイルサイズ 929kB) |