Pub.No. 5994-1745JAJP
最新の生物製剤の開発では、親和性、特異性、免疫原性、グリコシル化などの最適な特性を持つ主要な開発候補物質を特定するために、数百~数千のモノクローナル抗体(mAb)変異体をスクリーニングします。抗体の凝集は、分子の特性やその発現宿主に影響されるため、最適化における想定外の副作用となる可能性があります。凝集は重要品質特性として管理され、モニタリングされます。このように、凝集する mAb の傾向を迅速に評価できることが、最新の医薬品開発の主要な要件です。 今回の研究では、蛍光分光法による高スループット凝集体分析ワークフローを検証します。このワークフローは、モジュール式の Agilent Cary Eclipse マイクロプレートリーダーと市販の PEPBOPS色素をベースとしています。このワークローでは、従来の測定手法で通常必要な約 5 分が、1 サンプルあたり約 5 秒で高分子量凝集体の半定量推定値を得ることができます(2)。蛍光プローブとして使用した PEPBOPS 色素が抗体凝集体に与えた影響も評価しました。
分野 | バイオ医薬品および医薬品 |
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キーワード | mAB; monoclonal antibody; monoclonal antibodies; MAB; drug candidate screening; antibody aggregation; aggregation analysis |
掲載年月 | 2020/06 |
ページ数 | 7ページ (PDFファイルサイズ 1.48MB) |