Pub.No. 5994-0593JAJP
カボチャ種子油に含まれる欧州連合 (EU) 規制対象の優先多環芳香族炭化水素 (PAH) を、液液抽出に続いて Bond Elut EMR-Lipid (EMR-Lipid) および PSA/C18/MgSO4 dSPE (PSA/C18/MgSO4) クリーンアップを使用して分析しました。PAH の定量には、Agilent JetClean セルフクリーニングイオン源 (JetClean) およびバックフラッシュ (BF) を搭載したガスクロマトグラフィートリプル四重極質量分析計 (GC/MS/MS) を使用しました。JetClean は、分析中に低流量の水素を導入することにより、イオン源への PAH の堆積を防ぎます。 回収率の RSD は、ベンゾ(a)ピレン (プレスパイク濃度 1 ng/g で 23 %) を除き、調査したすべての PAH について、EU の規制限度内である 20 % 未満でした。メソッドの定量性能を検証するために精度および真度分析を実施したところ、3 種類のすべてのプレスパイク濃度で真度 100 ±20 %、RSD20 % 未満という結果が得られました。定量下限 (LOQ) は、シクロペンタ(cd)ピレンおよび 5-メチルクリセン (10 ng/g) を除き、調査したすべての PAH について 1 ng/g でした。検量線では、R2 >0.99 という良好な直線性が観察されました。
分野 | 食品および飲料検査 |
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キーワード | PAH、 PAHs、 pumpkin seed oil、 EMR–Lipid、 GC/MS/MS、 backflush、 JetClean self-cleaning ion source、 JetClean、 application note |
掲載年月 | 2019/07 |
ページ数 | 12ページ (PDFファイルサイズ 1.46MB) |