血漿プロテオミクスの自動サンプル前処理 PreOmics iST 技術と Agilent Bravo Automated Liquid Handling Platform

Pub.No. 5994-0306JAJP

血漿プロテオミクスの自動サンプル前処理

臨床研究では、血漿や血清などの血液ベースサンプル中のタンパク質を頻繁に分析します。血液試料に含まれる血漿プロテオームの研究は、さまざまな問題のために極めて困難なものでした。最大の問題は、サンプル前処理ワークフローにおけるマニュアル操作が複雑で時間がかかることです。このようなマニュアル操作を行うことで、サンプルの平行処理でミスが非常に起こりやすくなり、比較分析に必要な再現性を犠牲にせざるを得ません。 これらの問題を解消するために、高速かつ堅牢な「血漿プロテオームプロファイリング」パイプラインが開発されました。このプロトコルには、PreOmics の iST Kit と Agilent Bravo Automated Liquid Handling Platform の高スループット自動化ソリューションとの組み合わせで実現するシンプルなサンプル前処理の相乗作用を活用しています。他のサンプル前処理メソッドとは異なり、このプロトコルはサンプル前処理のすべてのステージ (変性、還元、アルキル化、酵素消化、ペプチド精製、脱塩) が、単一の反応バイアルで完結します。Bravo ロボティクスプラットフォームの使用によって、汚染を最小に抑え、ユーザーに起因するシステム誤差を低減することができます。この単一分析LC/MS/MS プロテオミクスワークフローでは、以上のような利点を活用して、数百もの血漿プロテオームの再現性のある自動定量分析が 1 μL のサンプルから可能になります。

分野 臨床研究
キーワード PreOmics、 Bravo、 Proteomics、 protein sample preparation、 iST 
掲載年月 2019/06
ページ数 8ページ (PDFファイルサイズ 1.91MB)

アプリケーションノートを見る
(PDF 1.91MB)